12月22日（月）、「地球規模課題とクローバル・ガバナンス」をテーマにして、外務省・中村亮地球規模課題審議官による講演会が、対面形式で開催されました。
講演では、地球規模課題を取り巻く現状としてグローバル・ガバナンスについての現況説明の後、マルチ外交の具体例として気候変動枠組条約、パンデミック協定、プラスチック条約に関する取組・交渉の様子や、EUによるウナギ属全種のワシントン条約附属書Ⅱ掲載提案への対応といった国際会議における外交交渉の模様について、現場で交渉を担った経験を基に日本の取り組みや各国の動向について臨場感のある解説がなされました。
講演の後は休憩を挟み、国際法・国際機構研究の演習受講者を対象に座談会が開催され、参加者との間で外交政策や外務省の業務内容についての質疑応答が行われました。
講演会と座談会を通じて、外交交渉の実態に触れて外交政策への理解を一層深める機会となりました。
本年度は国際法科目の授業履修者を中心に、講演会と座談会を通じて130名を超える学生が参加し、学びを深めました。