工学部の英語教育について

英語はヨーロッパ、アジア及び中南米においても世界標準語として位置付けられ、世界の各地域での英語教育が飛躍的に増強されている。このような流れの中で、英語教育は大学教育評価の主要な指標として取り入れられてきている。英語の素養のない学生は高等教育修了者として認められない状況となりつつあり、日本でも工学教育の国際カリキュラム化が議論されている。

本学部では、1年生からの学士課程教育から大学院教育までを一貫した観点で、英語教育に関する系統的カリキュラムを編成している。本学部における英語教育の柱は、TOEIC TEST を中心とした教育及び工学専門教育に役立つ英語の教育である。

1.一般的な英語構文の理解と語彙の増加を目指す科目
    全学共通科目「Communicative English Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」
2.コミュニケーション能力を高める科目
    全学共通科目「Advanced English Ⅰ・Ⅱ」
    工学部開設科目「国際コミュニケーションⅠ・Ⅱ」
    工学部開設科目「コミュニケーション英語」
3.研究に必要な英語能力を高める科目
    工学部開設科目「技術英語」

から成っている。それぞれの授業目的は明確に示されているので、自覚的に取り組むことが重要である。

また、香川大学大学院工学研究科の大学院入試には直近2年以内のTOEIC TEST のスコアシートが必要となる。授業によっては TOEIC TEST の成績によってクラス編成が決まるものもある。この他にも時間外の英語クラスなどが有志により運営されている。

さらに、英語以外の、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語(これらの4ヵ国語は全学共通科目の初修外国語として開講されている)などを履修することは、それぞれの国の文化を理解する上で重要である。工学部は中国、タイ、韓国、ネパール、フランス、ドイツ、フィンランド、スウェーデン、カナダ、アメリカの大学と学術交流協定を結んでいる。学生諸君をこれらの国の大学や企業に留学生やインターンシップ学生として派遣する制度も整備している。派遣されるときには現地の言葉を少しでも理解しておくことは有意義であり、受入大学等もそれを望んでいる。

ページの先頭へ戻る