平成16年台風災害の調査報告

平成16年、香川県は10号、15号、16号、18号、21号、23号とたて続けに台風に襲われ、豪雨と高潮による大きな被害を受けました。
香川県は自然災害の少ない県だと、われわれは安心していたところがあります。
たしかに台風によるこのような大災害は、昭和51年に小豆島を襲った台風17号以来、28年ぶりのことでした。そのために防災意識が薄れ、皮肉なことですが、「災害に弱い香川県」になってしまったのかも知れません。
昭和51年の災害のあと、当時の香川大学は「香川大学小豆島災害調査研究班」を組織して、総合的な調査研究を実施しましたが、今回も台風21号襲来の直後、「香川大学平成16年台風災害調査団」を結成しました。
(以上、平成16年台風災害調査団報告書より抜粋)

この甚大な台風被害に対して、安全システム建設工学科の教員はその中心的な役割を果たしました。

pdfリストマーク.jpg報告書(PDF:47172KB)

目次
香川大学平成16年台風災害調査団について…………………………………………1
香川大学からの「香川の地域防災力の向上に向けた提言」…………………………2
香川県における平成16年台風災害の概要……………………………………………6
 1. 2004年(平成16年)に四国を襲った台風災害の気象条件………………………15
 2. 高潮災害の被災要因と対策………………………………………………………34
 3. 浸水状況と建築物の被害…………………………………………………………81
 4. 公共建築物の高潮被害と対策……………………………………………………91
 5. 河川の氾濫・浸水要因と対策………………………………………………………98
 6. 平成16年台風15、21、23号による香川県内の土砂災害の被災要因と対策……108
 7. 平成16年の台風による緑化樹および森林の被害について………………………122
 8. 平成16年台風第16号によるライフラインの被害と対策……………………………130
 9. 台風災害の道路交通網への影響分析のための交通シミュレーション……………143
10. 平成16年台風による香川県内のため池の被災と検討課題………………………150
11. 農業における被害状況……………………………………………………………163
12. 地域経済への影響と対策…………………………………………………………178
13. 高潮被害と公衆衛生-健康危機管理の視点から………………………………185
14. 災害時の行政の対応と法整備……………………………………………………204
総括……………………………………………………………………………………218
資料集…………………………………………………………………………………219
編集後記………………………………………………………………………………228

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