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防災危機管理コースの学生が一般社団法人建設コンサルタンツ協会の2020年度懸賞論文・特別賞を受賞しました

 創造工学部 防災危機管理コース4年生の三宅真優加さんと日野田圭祐さんが、令和3年5月27日付けで、一般社団法人建設コンサルタンツ協会の2020年度懸賞論文・特別賞を獲得しました。三宅さんと日野田さんは、「あなたが市長なら、どのような“まちづくり”をしたいですか?」という募集テーマに対して、「少子高齢化時代における多色的なまちづくり」という題目の論文で応募した結果、そのアイデアのユニークさ等が評価され、今回の受賞となりました。

■論文概要
 本論文では、香川県が抱える人口問題や災害が頻発する現状に対して、住民が安全・安心な生活を送るために、地域の特徴や財産を活かしながら、複数の異なるタイプの多様なインフラを組み合わせて問題を解決する「多色的なまちづくり」を提案しています。その中で、多様なインフラを5色に色分けした上で、それぞれの持つ問題点に対して地域の特色を踏まえて、これからのまちづくりを検討しています。また、地域特性である「ため池」の活用や、堤防整備から産業創出、観光振興などの複数の視点から解決策を示すことで、単一の事業にとどまらず、複合的なまちづくりの提案による地域の持続性の向上に言及しています。

■論文講評
 まちづくりを構成する要素を色で例えたアイデアが分かりやすくユニークでした。また、香川県の地域特性である「ため池」を、防災、雇用創出、観光振興など多様な課題解決に活かした提案と、それら取り組みを実現させるための仕組みやその効果にも説得力があったことを評価して、特別賞と致しました。まちづくりを構成する要素を5色とした根拠やその背景、優先順位等の具体的な説明があるとより良かったです。

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日野田圭祐さん(左)と三宅真優加さん(右)


入賞論文については以下のURLから閲覧できます。
https://www.jcca.or.jp/achievement/article/award.html