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2023年度入学者よりコース名称を変更します!

2023年度入学者より創造工学部のコース名称を以下のとおり変更します。

  変更前  変更後
 1  情報通信コース  人工知能・通信ネットワークコース
 2  先端マテリアル科学コース  材料物質科学コース

 

 

 

1.人工知能・通信ネットワークコース
情報通信コースでは、令和5年度からコース名を「人工知能・通信ネットワークコース」に変更します。情報通信コースでは,創造工学部が始まった当初から人工知能(AI)関係の講義を行って来ました。現在,これらの科目は,創造工学部の他のコースでも習得できるようになっています。一方,近年ではAIに対する期待が非常に高まっていることから,創造工学部においてもAIが学べることを皆さんにお伝えするために,コース名称を「人工知能・通信ネットワークコース」に変更することにしました。それに伴って講義では,人工知能の基礎,人工知能が物事を覚えて行く際の学習方法をより丁寧に説明して行きます。さらに,私たちのコースの実験・演習では,AIに適したプログラミングの方法やライブラリを,実際に手を動かしながら,時に小さな電子回路上に実現して学んでもらいます。創造工学部の他のコースにおいても,AIを利用した研究が行われていますが,我々のコースは,AIを利用するだけでなく,理解し,電子回路上に作ることを目標にしています。このために必要な電気系の科目も情報通信コースから厳選して継続して行きます。また,無線や光を用いた通信,計測技術についても,次世代を見越した世界最先端の研究を行なっており,その基礎となる科目も継続して行きますので安心して下さい。皆さんと一緒に学べることを楽しみにしています。

2.材料物質科学コース
石油から作られるプラスチックは、強くしなやかで軽いという特徴を持ち、あらゆる日用品の形を大きく変えました。同じく、石油から作られる液晶はディスプレイに使われており、エレクトロニクスの時代を支えています。ステンレスは、錆びにくい金属として台所など家庭内の水回りを中心に用いられています。 アルミニウムの合金であるジュラルミンは軽くて強く、古くから旅客機や運送機の機体や翼で採用され、軽量化に貢献してきました。さらに炭素繊維とプラスチックを組合せた炭素繊維強化プラスチック複合材料(CFRP)は、軽くて丈夫なため、ボーイング787航空機の機体の約半分に用いられています。世界最強のネオジム磁石は、ハイブリッド自動車や電気自動車の開発には欠かせません。このように新しい材料は常に社会を大きく変えてきました。先端マテリアル科学コースは、令和5年度からコース名を「材料物質科学コース」に変更します。これまで私達は学生の皆さんと世の中で役に立つ新しいマテリアルの開発を行ってきましたが、多くの学生さんから、高校で学んだ数学や物理学、化学などの基礎科学を活かした材料科学の勉強をしてみたいという声をいただき、カリキュラムを変更したことによる名称変更です。令和4年度から授業科目の更新再編を行い、自然科学の基礎を十分に学び、物質のナノ構造をデザインするための最新の測定技術・原理を学ぶ実践的な教育などを低学年次に取り入れ、早く履修したいという学生の声に応えました。3年次からはより専門的な授業を取り入れ、研究室へ配属された学生の皆さんとは例えば光の粒1個で動作するようなデバイスを一緒に開発したりしています。他にも「汚れない撥水性窓ガラス」などは全て学生の皆さんと一緒に開発を行ってきました。卒業研究で企業との共同研究に参加することもあります。自分の研究がで商品となって開発されていく様子を見て、やりがいを感じている学生もいます。材料物質科学コースは創造工学部の中では唯一、「理科」の教員免許を取得できるコースでもあります。材料物質科学コースにおいて、自然界の原理・原則・現象を一緒に学び、新しい材料で世界を変えて行きましょう。