2010年08月24日  研究

「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」に採択されました

香川大学と有限会社電マーク(高松市)が提案する「小規模マイクロブログとクロスインタフェースの研究開発」が、2010年8月10日に総務省「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」の地域ICT振興型研究開発プログラムにおいて採択されました。

研究代表者は香川大学工学部信頼性情報システム工学科の垂水浩幸教授、研究分担者は同学部安全システム建設工学科の土井健司教授、および有限会社電マーク代表取締役の中野裕介氏の3名です。研究期間は平成22,23年度の2年間で、初年度予算は786万1千円(消費税込、間接経費除く)となっています。

本研究開発では、twitterに代表される「マイクロブログ」(短い文章で友人知人等に情報を伝達するサービス)の仕組みを、限られた利用者に限定した「小規模マイクロブログ」サービスにして提供できるようにし、「家庭内での情報家電のメッセージング」、「医療、介護などでの情報の共有化」、「災害時の細分化された地域毎の情報提供」などの応用を目指します。またtwitterや複数の小規模マイクロブログを同時に表示させる方式を設計し、これをクロスインタフェースと名付けます。そしてクロスインタフェースを実現するtwitterクライアントアプリの開発も行います。これらの研究開発においては、実用的効果、使いやすさ、セキュリティの観点を重視します。

これらの応用により、家庭の機器管理を外出先から行える、医療介護の現場や離れた家族との間で情報の共有・流通が促進される、災害時にデマなどを防ぎつつ場所に合わせた避難情報を提供する、等の効果を目指します。

我々はこれらのマイクロブログによるサービスをLNS:Life(Local)Networking Serviceと名づけています。

補足資料(PDF:595KB)