2015年02月20日  その他  研究

ネパール国会議員が工学部を訪問

ネパール連邦民主共和国国会議員のガンガラル・トゥラダル前教育大臣と、同国トリブバン大学のランジャン・クマル・ダハル准教授が、平成27年2月10日から12日に香川大学で開催された水危機に関する国際会議において、ヒマラヤの気候変動と自然災害などの招待講演のために来校されたのを機会に、2月13日に中西俊介工学部長を表敬訪問されました。

トゥラダル氏は、教育大臣再任中にネパールで防災教育を始めるなど、防災教育に力を入れておられます。ダハル氏は、平成21年3月に香川大学大学院工学研究科でPh.D.の学位を取得され、ダハル氏の尽力によって平成22年11月香川大学とトリブバン大学との学術交流協定が締結され、長谷川修一教授や野々村敦子准教授との間で活発な交流が続いています。今回の会談では、研究交流協定の更新を機に、一層の研究交流を図ることになりました。

また危機管理研究センターでは、白木渡センター長から両氏に客員教授の称号が付与され、ネパールにおける防災・危機管理に関する教育と研究の今後の研究連携について第1回の会議が開催されました。会議では、ネパールと香川大学の防災・危機管理研究・教育に関する発表があり、今後の連携について意見交換が行われました。その後、災害対応訓練装置、ローテク防災術を体験され、また14日には社会人向けの防災士養成講座を見学されました。両氏は、香川大学の客員教授として、香川大学の先進的な防災・危機管理に関する取り組みをネパールに役立てたいと熱く語り、大変有意義な訪問となりました。

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ガンガラル・トゥラダル氏よりお土産をいただきました

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ダハル氏によるネパールの災害マネジメントに関する講演の様子

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香川大学防災教育センター松尾裕治特命教授によるローテク防災術の指南