香川大学 国際希少糖研究教育機構

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機構長ご挨拶

機構長ご挨拶

就任挨拶

機構長 秋光 和也(理事・副学長)

機構長 秋光 和也(理事・副学長)

 この度、片岡 郁雄前機構長から業務を引継ぎ、機構長の任に当たる事となりました。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 何森 健先生(香川大学名誉教授・当機構研究顧問)による「希少糖生産酵素の発見」という源流をもとに、香川大学を発祥の地とした希少糖研究の流れが年々大きくなりつつあります。数多くの学術知見がもたらされるとともに、産官学連携による社会実装への道も拓かれ、国内外から注目される存在に育って参りました。香川大学国際希少糖研究教育機構は、学内の研究力を結集し、学外の研究機関や自治体、専門企業の方々との緊密な連携を図ることにより、「希少糖」の研究教育の国際拠点となるべく、筧 善行前々機構長の下に2016年4月に設置されました。発足以来新陳代謝を繰り返しながら、常に70名以上の教授陣により、学部の壁を越えた幅広い学問分野で、毎年50研究課題以上を推進しております。
 発足後すでに7年半余りが過ぎ、着々と実績があがりつつあります。設置翌年の2017年には、文部科学省の地域イノベーション・エコシステム形成プログラムに「かがわイノベーション・希少糖による糖資源開発プロジェクト」 が採択され、2022年3月まで生産研究と事業化を精力的に進め、高い評価を頂戴いたしました。2016年11月に第6回、2019年12月に第7回、2023年3月には第8回となる国際希少糖学会がかがわ国際会議場でそれぞれ開催され、最新の第8回には20カ国からの研究者が集い、最新の研究成果をもとに熱い議論が交わされ、さらには食品産業を中心としたグローバル展開に向けた議論も進みました。また、2023年10月には、内閣府の地域中核大学イノベーション創出環境強化事業に「希少糖研究強化による香川地域イノべーション創出活性化」が採択されました。本学の保有する研究実績を活用することで、 様々な産業分野での希少糖の事業化を推進し、地域産業と連携してイノベーション創出をさらに進めて参ります。
 国際希少糖研究教育機構は、2022年に経済産業省のJ-Innovation HUB 地域オープンイノベーション拠点に選抜され、2023年には文部科学省・農林水産省・経済産業省・関連機関の支援による第12回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード2023)で文部科学大臣賞を受賞しました。世界水準の研究拠点として、これらの研究・教育を支え、専門人材の育成を図るとともに、新たなイノベーションの起点として研究開発に邁進します。引き続き皆様方のご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

(2023年10月)

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