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独立行政法人日本学術振興会の「二国間交流事業オープンパートナーシップ共同研究」に、医学部の徳田雅明教授を代表とする研究プロジェクト「ブルネイ・ダルサラーム国と日本国における糖尿病及肥満の比較研究を通じた国際貢献」が採択されました。本事業では、医学部・教育学部・農学部・工学部・インターナショナルオフィスなどの教員と大学院生が参加し、学際的なアプローチで同国の糖尿病・肥満及びその合併症の罹患率低下を目指します。
本共同研究の目的は、糖尿病克服プロジェクト「香川=ブルネイ複合モデル」を開発し、ブルネイ・ダルサラーム国における糖尿病・肥満およびその合併症の罹患率の低下への寄与と、日本における糖尿病と肥満の関連性についての新たな地検を獲得することである。ブルネイの糖尿病罹患率は12.6%(2010年世界糖尿病罹患率調査)と世界で第14位、東南アジアで第1位で、糖尿病問題が深刻化している。また香川県も糖尿病罹患率が高い地域で、共通点が見られる。香川県では2009年に糖尿病克服プロジェクト「チーム香川」を開始し、多面的で包括的な地域ぐるみのアプローチを取っている。
この体制を基本とし、ブルネイ・ダルサラーム大学と共同で研究を行う。
担当研究者(日本):平尾、依田、吉岡、医学部大学院生
担当研究者(ブルネイ):Prof. David Koh, Dr. Muhd Ayub Sadiq
<研究内容>
・既存の健康診断データや病院のデータを分析し情報収集の仕組みを明らかにする。サーベイランスの実態、診断方法、リスクの把握状況などを知ることでデータの適性度について分析する。
・肥満、喫煙習慣、栄養状況、糖尿病合併症に関するデータを調べ、日本とブルネイの比較を行う。
担当研究者(日本):高木、加藤、細田、教育学部大学院生
担当研究者(ブルネイ):Dr. Nik Anni Tengah, Dr. Tayyab Hassan, Dr. Yabit Alias
<研究内容>
・学校教育(主に初等教育)のなかで食に関する教育がいかに行われているか調査する
・家庭内における食習慣の調査
担当研究者(日本): 徳田、田村、小川、農学部大学院生
担当研究者(ブルネイ):Dr. Siti Hanna Muharram, Dr. Suwarni Hj Diah, Dr. Lim Chee Ming
<研究内容>
・天然食材低カロリー食品開発に関する調査を行う
・希少糖D-プシコース(D-psicose)を利用した食品の開発
・ハラル食品を活用する可能性の調査を行う
名前 | 学部 | 担当 |
徳田 雅明 | 医学部 | 総括 |
平尾 智広 | 医学部 | A |
依田 健志 | 医学部 | A |
吉岡 哲 | 医学部 | A |
加藤 みゆき | 教育学部 | B |
高木 由美子 | 教育学部 | B |
細田 尚美 | インターナショナルオフィス | B |
田村 啓敏 | 農学部 | C |
小川 雅廣 | 農学部 | C |
澤田 秀之 | 工学部 |
名前 | 担当 |
Dr Hjh Maslina Binti Hj Mohsin |
統括 |
Muhd Ayub Sadiq |
A(リーダー) |
Saiful Islam, PhD |
A |
David Sun Xiaoqian, PhD |
A |
Dr Hjh Norhayati Hj Kassim | A |
David Koh |
B |
Yabit bin Alas, PhD |
B |
Nik Ani Afiqah Hj Mohd Tuah, PhD | B(リーダー) |
Hjh Salmah Md Noor |
B |
Hjh Jamilah Haji Hassan |
B |
Suwarni Haji Mohd Diah, PhD |
C |
Pg Nurolaini Pg Hj Md Kifli, PhD |
C(リーダー) |
Mas Rina Wati binti Hj Abdul Hamid, PhD | C |
Dr Fazean Irdawati Haji Idris | C |
Dr Alice Young | C |
Dr Hjh Haslinda Hassan | C |
Tong Chee Kiong | C |
Noor Azam Haji Othman, PhD | C |
2015/06/14 Healthy Lifestyle Symposium 2015の開催
2015/05/31 ジャーナルへの論文掲載
2015/03/13 平成26年度 第3回研究会
2015/02/11 ブルネイで現地調査
2015/01/05 平成26年度 第1回研究ミーティング
2014/12/22 国際フォーラム開催
2014/10/02 第2回世界健康国際フォーラムにて研究結果発表
2014/08/19 ブルネイ・ダルサラーム大学との学術交流10周年記念式典を開催
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2014/06/26 第10回国際看護助産学会議にて成果発表
2014/04/23 平成26年度 第1回研究会
2014/03/03 ブルネイで現地調査
2014/02/10 ブルネイで現地調査
2014/01/27 ブルネイからの訪問団が香川大学関連施設にて調査
2013/12/17 平成25年度 第2回国際セミナー 案内はこちら
2013/11/06 平成25年度 第1回国際セミナー
2013/10/07 第1回広報関係ミーティング
2013/09/25 平成25年度 第1回研究会
2013/07/01 平成25年度 第1回研究ミーティング
2013/06/14 JSPS二国間交流事業共同研究オープンパートナーシップ事業に採択