高松高潮
災害証言平成16年台風16号による高潮の記憶

平成16年は、実に10個もの台風が日本列島に上陸した年でした。
中でも台風16号では、瀬戸内海沿岸地域において、
それまでの最高潮位を大幅に超える高潮が発生しました。
香川県では、死者3名、重軽傷者6名、
床上浸水5,877戸、床下浸水16,088戸にのぼる記録的な被害となりました。

これは気圧の低い台風による
海面の吸い上げ、1年で最も潮位が高くなる夏の大潮、
さらに
台風による吹き寄せの影響
瀬戸内海の複雑な地形に重なったことが
要因です。

近年、地球温暖化による気候の変化が
注目
されるようになりました。
この地球温暖化による台風勢力の変化、海面水位の変動は、
今後の沿岸の防災にも大きな影響をおよぼすと考えられます。

私たち自らがこのような災害から命や財産を守ろうとする時、被災した当時を知る人の言葉から学ぶことはあまりに多いのではないでしょうか。

高松高潮災害証言者
証言映像