2022年12月07日

文部科学省EDU-Portニッポン事業「香川大学衛生教育および学校保健室体制モデルの進展事業」でカンボジア教育青年スポーツ省幹部が学長を表敬訪問

 12月7日(水)、文部科学省EDU-Portニッポン事業の研修に参加するため、カンボジア教育青年スポーツ省学校保健局のYung Kunthearith(ユン・クンテアリス)副局長とSuon Pileap(スオン・ピレープ)氏が本学筧学長を表敬訪問しました。

 本事業は、令和2年2月にカンボジア政府に保健室担当教員と保健室管理を含む学校保健室体制モデル、オリジナル設計のトイレ・手洗い場を含む衛生教育モデル、カンボジア保健省・教育省認可学校保健テキストに関して技術移転を行ったことを踏まえ、これらのモデルの定着を促進し、学校保健データ管理システムの整備と学校保健教育研究者の育成の行政・教育システムを構築することを目的としています。本研修は、12月6日から12月9日にかけて、文部科学省や独立行政法人国際協力機構(JICA)本部、東京都内小学校、香川県等の訪問を通じて、日本における学校健康診断の方針や仕組み、システム運用の取組について学ぶものです。

 表敬訪問では、筧学長からの歓迎の挨拶に続いて、事業説明及び出席者からの自己紹介があり、ユン副局長からは、今回の来日研修で、都内小学校を訪問したことに触れ、日本のような高いレベルの学校保健システムをカンボジアでも実現するため、研修で得た知識を活かして、カンボジアの将来の子どもたちが安全に健康な学校生活を送れるように努めたい、と述べられました。