平成22年度協定校訪問(中島千尋/安全システム建設工学科3年)

 

今回の協定校訪問は、2010年9月1日から9月9日の8日間だった。私は、同じ学科の穴吹幸子さん、小林亜悠実さん、若山陽香さんと4人で、1日前の8月31日からフィンランドを訪れた。今回の協定校訪問で、首都のヘルシンキと北部にあるロバニエミの2ヶ所を訪れた。

ヘルシンキ

ヘルシンキの中心部はトラム(路面電車)が走り、ほとんどの場所にトラム1本でたどり着ける程、交通の便が良かった。また、想像していたよりも小さい街で、買い物する場所や有名な建物、観光スポットが全て歩いて行ける距離にあった。街は、昔ながらのヨーロッパらしい建物の中に、近代的な美術館やオブジェ、また路地裏に入れば、可愛らしいカラフルな建物などが存在した。しかし、それらが街の統一感を乱していることは無く、特に近代的な美術館は、街のアクセントのようだった。また、街を構成する建物1つ1つの存在感がすごくあった。街にはカフェが驚くほど沢山あり、肌寒い中みんな外で楽しそうに食事をしていたのが印象的だった。

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写真1 ヘルシンキのトラム

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写真2 中央駅

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写真3 カラフルな建物

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写真4 個性的なオブジェ

ロバニエミ

ロバニエミは、フィンランドの中でも北部に位置しているため、ヘルシンキより肌寒く感じた。しかし天気は良かったので、想像していたよりも過ごしやすかった。ロバニエミの街は自然が多く湖や大きな川も沢山あった。宿泊していたロッジの周りも小さな森林の様になっており、野生のリスやうさぎを見ることができた。夜には星もキレイで、日本とは違う星空を見ることができた。また、ヘルシンキに比べて大きな街なので車移動が主だった。よって、自然がとても印象に残っている。

●ハイキング(9月5日)

VeikkoとJariに、宿泊しているロッジから約130㎞も離れた場所にハイキングに連れて行ってもらった。連れて行ってもらった場所は、想像していたより自然が豊かで、Veikkoに教えてもらいながら、木の実を食べた。木が茂って、キノコやコケの様な葉が沢山生えている所を歩いていたかと思えば、いきなり岩がごろごろした場所に着いたりと、日本では見られない景色を沢山みることが出来た。またハイキングの途中で、火を起こしてウインナーを焼いたのがとても楽しかった。落ちていた木の枝に刺して焼いたウインナーがとてもおいしくて、休日をこんな風に過ごせるフィンランドの人達が羨ましいと思った。ハイキングの時間がPM4:00~PM9:00という長時間だったのにも驚いた。また、Jariの子供も来ていた。すごく可愛くて仲良くなりたかったが、英語が通じないので仲良くなることがとても大変だった。でもみんな、ジェスチャーや絵でなんとか交流していた。最後に仲良くなれたのが嬉しかった。

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写真5 石がごろごろした所

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写真6 木が茂っている所

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写真7 みんなで焼いたウインナー

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写真8 吊り橋

●アルヴァ・アアルトの住宅とロバニエミ図書館(9月7日)

アルヴァ・アアルトの住宅に連れて行ってもらった。そこは、人が住んでいるので中には入れなかったが、日本のアパートと同じ様な建物と、5軒ずつくらいが1つの建物になっている1階建ての集合住宅がいくつかあった。どの建物もよく似ているが、窓枠が茶色と赤だったり、玄関のデザインが少し違ったりと少しずつ変化があり、これを見つけるのが楽しかった。外観は、煉瓦に白いペンキを塗ってあった。日本で、この建物は白樺をイメージしていると聞いていたので、実際に見れて感激した。

同じ日にロバニエミ図書館にも連れて行ってもらった。ロバニエミ図書館は、フィンランドらしい照明と使う人の事を考えた内装がとても印象的だった。照明は、光を壁に反射させたりして、自然光のような軟らかさを出しているものが沢山あった。このような照明はヘルシンキのアカデミア書店にもみられた。他には、人が寄りかかって休めるように少し高めの手すりや、人数や用途によって形を変えることのできる机、机にもなる棚などがあった。

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写真9 赤い窓枠のマンション

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写真10 少しデザインの違う玄関

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写真11 高い位置の手すり

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写真12 優しい光

●Japanese Party(9月3日)

ロバニエミ工科大学の留学生に、私達が宿泊しているロッジで日本食を振舞うパーティーを行った。初めは、お好み焼きを上手に作れるか、おいしいといってもらえるかとても不安だったけれど、留学生のみんなにおいしいといってもらえてとても楽しかった。もっと英語を話すことができれば、深い交流ができるのにと少し残念だった。もっと英語の勉強を頑張ろうと強く感じた。

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