瀬戸内圏研究センターSeto Inland Sea Regional Research Center

新世代通信網「JGN-X」のアクセスポイント(AP)が香川大学に設置されることになりました!

平成24年1月17日  於:香川大学
 (独)情報通信研究機構(NICT)が、次世代高速情報通信ネットワークの研究開発を目的として試験運用を行う超高速情報通信網の「JGN(Japan Gigabit Network)」を一般に開放し、利用者の自由な発想のもとにネットワーク技術の向上と普及・発展を目指す「JGNパートナーシップ・サービス」において、本センターの原教授の研究グループは、札幌医科大学、高知工科大学等ともに「医療情報広域共有に関する開発研究」と題した研究を進めて参りました。

 こうした取り組みの結果、本研究が平成23年に「JGN2plusアワード・医療ICT利活用賞」及び「JGN2plus・StarBEDジョイントシンポジウムアワード」の賞を同時に受賞しました。2部門の同時受賞はこれまでに例がなく、この成果が単なる実験的な研究開発に留まることなく、実際の教育・臨床の現場で活用できるという点が高く評価されたものといえます。

 この受賞が契機となり、平成23年3月から運用を開始した新世代通信網「JGN-X」のアクセスポイント(AP・基地局)が、平成24年1月17日より香川大学に設置されることになりました。このアクセスポイントは全国でも少なく、中四国では広島、岡山、高知と、香川大学の4カ所のみとなっています。

 今後、原教授の研究グループでは、このネットワークを用いて、岩手県の被災地域におけるK-MIXの運用試験を実施し、南海地震など来るべき大規模災害に備えた「災害情報ネットワーク」作りを目指します。
JGN-Xネットワークの特徴・構成
JGN-Xネットワークの特徴・構成
JGN-Xネットワークのアクセスポイント(2012.01現在)
JGN-Xネットワークのアクセスポイント(2012.01現在)
香川県・岩手県の事業
香川県・岩手県の事業