瀬戸内圏研究センターSeto Inland Sea Regional Research Center

播磨灘の謎の気泡噴出を、調査船カラヌスⅢで観測(海上保安大学校・近藤文義先生)

令和元年9月9日(月)・10日(火) 於:香川大学庵治マリンステーション
 播磨灘中央部に謎の気体が噴出している海域があります(神戸新聞2010/09/16)。9月9−10日,海上保安大学校准教授・近藤文義先生が瀬戸内圏研究センターの調査船ガラヌスⅢに乗船されました。近藤先生のご専門は大気および海洋化学で,今回の観測は播磨灘海域のメタンの挙動を解析することが目的でした。
 当日は,ガス成分の測定器をカラヌスⅢに搭載して,大気中のメタン濃度の経時変化の様子を計測しました。また,その成分組成を後日詳細に解析するため,海面の大気を採取しました。当日は天候に恵まれて“べた凪”だったため,海面上,ものの数10 cm付近の大気を滞りなく採取することができました。結果が楽しみです。