「干潟ウオッチング2010」を実施しました!

平成22年7月18日 日曜日 於:新川・春日川河口干潟域、庵治マリンステーション
 瀬戸内圏研究センター庵治マリンステーションは、平成22年7月18日、小中学生とその保護者を対象に「干潟ウオッチング」を開催しました。これは、生物の観察を通して瀬戸内海の環境保全への理解を深めることを目的として、香川県と(社)瀬戸内海環境保全協会が主催、瀬戸内圏研究センターが共催し、毎年実施しているものです。
今年も、多田・一見・山口研究室スタッフおよび学生一同が、干潟観察会や顕微鏡観察・実験等を全面的にサポートしました。

数日前に梅雨が明けたばかりで、観察会当日は快晴に恵まれました。親子・総勢27名の参加者は、高松駅に集合した後、バスで新川・春日川河口干潟域に移動し、干潟観察会を行いました。干潟域では、1時間余りアナジャコやカニ、アサリなど様々な生物を観察しながら採集しました。その後、バスで高松駅に戻り高松港から瀬戸内圏研究センターの調査船「カラヌスⅢ」に乗船し、海上より庵治マリンステーション(庵治町鎌野)に向かいました。途中、新川・春日川河口干潟の沖など2カ所でプランクトンネットを曳き、午後の観察用のプランクトンを採集しました。

昼食後は、午前中に採集した生物を観察してスケッチしたり、顕微鏡で様々な形状のプランクトンを観察しました。また、アサリやアナジャコを使った実験をしながら、干潟での行動や干潟で果たしている役割を考察しました。

あっという間の一日でしたが、「干潟ウオッチング」を通して実際に生物を採集したり、それらを自分で観察することにより、大人にとっても、子供にとっても、生物や海への理解を深める一助になったのではないかと思います。
干潟での生物採集の様子 「カラヌスⅢ」からネットを使ってプランクトンを採集
干潟での生物採集の様子。大人も子供も夢中です! 「カラヌスⅢ」からネットを使ってプランクトンを採集
庵治マリンステーションにてアサリを使った実験の様子
庵治マリンステーションにてアサリを使った実験の様子
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