総合生命科学研究センター令和2年度年報

令和2年度年報発行にあたって

総合生命科学研究センター長神鳥成弘

　全世界に，新型コロナウィルス感染症が広がり，1年半以上が経過いたしましたが，ワクチン接種が進みつつある現在でも深刻な問題となっています。皆様におかれましては，感染対策をし，十分注意してお過ごしいただきたいと思います。

　令和2年度のセンターに関わる大きな出来事としましては，令和元年度補正で予算化された動物実験施設改修工事が令和3年3月に無事終わり，大幅にSPF（Specific Pathogen Free）飼育エリアが増え，動物実験施設が新しく生まれ変わりました。改修・移転作業にともない，学長戦略経費および医学部から多大なるご支援をいただいき，関係各位には深く感謝いたします。しかしながら，完全な施設の運用のためには，まだ種々の設備等を導入する必要があり，さらなる支援をお願いして，スタッフ一同頑張っているところです。ユーザーの皆様にはご不便をかけておりますが，ご理解いただき，ご協力をお願いいたします。

　ここ（web上）に令和2年度年報を発行いたします。各部門の活動報告へのリンクは以下にあります。ご覧になられた方は，どうぞ，忌憚のない感想・意見を当センターまでお寄せいただければ幸いです。

　最後になりましたが，宮下信泉准教授が令和3年3月31日をもってご退職されました。宮下先生におかれましては，長年にわたり動物実験部門の教員として，動物実験施設およびセンター運営に多大なご尽力をいただきました。ここに厚く御礼申し上げます。先生の今後のさらなるご活躍を祈念いたします。また，令和3年4月1日より，当センターの新たなメンバーとして，動物実験部門に，伊藤日加瑠准教授が東京医科歯科大学から着任され，現在，動物実験施設の運営に活躍していただいております。

　今後とも，当センターに対するご指導・ご鞭撻のほど，よろしくお願い申し上げます。

令和3年 9月