学長閑話(2018.4)

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香川大学長 筧 善行

 今年のソメイヨシノの咲きぶりは見事だった。入学式の学長告辞でも触れたが、「休眠打破」という現象が桜の咲きぶりに大いに関係があるとのこと。要するに、冬の寒さが厳しければ厳しいほど、桜の蕾に強烈な目覚め現象が起こり、開花に向けたプログラムが一斉に始動するため開花時期が揃うのだそうである。逆に、東南アジアなどの亜熱帯国にプレゼントされたソメイヨシノは、一年中花をつけるのだが、ぽつぽつとした咲きぶりで一斉に開花することはないそうである。入学式ではこの桜の開花と休眠打破にひっかけて、厳しい受験勉強に耐えたからこそ今日のこの晴れの日が迎えられた、という趣旨で新入生にお祝いを述べさせていただいた。

 さて、4月から始まった新年度、香川大学では様々な改革が本格的に始まっている。創造工学部や経済学部、農学研究科修士課程で始まった新コースや新カリキュラム、医学部に新設された臨床心理学科の船出などである。これら以外の学部や研究科も皆、心新たに新年度をスタートさせている。いざ蓋を開けてみると色々と問題も起こってくるだろうが、それも想定内である。全ては、香川大学を選び入学してくれた学生達に、他大学とはひと味もふた味も違う知識やスキルを身につけてもらうための改革である。新入生達が数年後に自信に満ちあふれた笑顔で卒業式を迎えてくれることを、ひとえに願うばかりである。

 ところで3月挙行した学部生の卒業式、学歌斉唱で会場からも歌声が響いてきたのには感激した。また、今年度の入学式は学生有志の企画で、これまでとは少し違ったスタイルで挙行された。新入生は式の約1時間前から会場に集まり、自分の周りに座る他学部の学生に自己紹介をしたのち、未来宣言をカードに記入したり、アカペラサークルの指導で学歌の練習などを行った。彼らが卒業式を迎える時は、会場からさらに盛大な歌声が響き渡ることと期待している。新入生諸君、そして新年度を迎えた在校生諸君、「希望にあふれ、歴史に輝き、未来の中へ!」

201804挿絵

他年度のメッセージ

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