創発科学研究科について

Q1 創発科学研究科とはどんな研究科ですか?
従来の専門分野を軸とし、急激かつ複合的で予見不能な社会構造の変化に柔軟に対応しながら、新たな社会課題を発見し、解決に向けて取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献する人材養成を目指す文理を複合した大学院として、創発科学研究科修士課程を令和4年4月に設置しました。そこで得られた「創発科学」の考え方を踏まえつつ、改めて地域において求められる知識や能力、技術などを「総合知」として捉え、分野融合を可能とする博士人材の養成課程として、令和6年4月に博士後期課程を開設しました(なお、これに伴い、修士課程は博士前期課程に名称が変更となります)。詳細は創発科学研究科ホームページをご覧ください。
      創発科学研究科のホームページはこちら

Q2 創発科学研究科はどのような人におすすめですか?
専門分野(教育学・法学・経済学・工学)を深く掘り下げたい人、学際的な学びをしたい人及び博士(危機管理学)・修士(危機管理学)や災害・危機対応マネージャーの資格を取得したい人等におすすめです。

Q3 創発科学研究科を修了するとどんな学位が取得できますか?
博士前期課程では、修士(教育学)、修士(法学)、修士(経済学)、修士(工学)、修士(学術)、及び修士(危機管理学)の学位が取得できます。博士後期課程では、選択する3つのプログラム(「社会創発プログラム」、「先端工学デザインプログラム」、「レジリエント社会共創プログラム」)に応じて、博士(学術)、博士(工学)、博士(危機管理学)の学位が取得できます。

Q4 創発科学研究科における創発とは何ですか?
本学では、「既存の学問分野を軸に、各分野の総和にとどまらない画期的な知や解決策の導出を目指す学習や研究の規範」と位置づけています。昨今の社会動静の激しさと同様に、学問分野も普段の変化を遂げており、VUCA時代(先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代)における、過去から蓄積された知見に基づく学問体系のみならず、新たな知見を取り入れ、常に更新される動的存在としての専門分野を指します。

入試情報について

Q1 進学する前に創発科学研究科説明会に参加した方がよいですか?
本大学院に出願される際には、出願前に創発科学研究科が実施する説明会に参加されることをおすすめします。日程等の詳細は創発科学研究科ホームページ等でお知らせいたします。

Q2 創発科学研究科説明会にはどのように参加したらよいですか?
毎年1~2回開催する予定です。実施時期、申し込み方法は創発科学研究科ホームページをご覧ください。
         創発科学研究科ホームページはこちら

Q3 創発科学研究科の願書等の指定様式はどうしたら手に入れることができますか?
博士前期課程及び博士後期課程の願書等の指定様式は創発科学研究科HPの「入試情報」からダウンロードしてください。
       創発科学研究科ホームページの「入試情報」はこちら

Q4 創発科学研究科博士前期課程の過去問題は確認できますか?                                   
創発科学研究科博士前期課程の過去問題については閲覧することができます。ただし、郵送等による過去問題の配付は実施しておりません。過去問題の閲覧を希望する場合は以下の部署にお問い合わせください。過去問題は著作権の関係で一部公開できない箇所があります旨ご了承ください。

【お問い合わせ先】
創発科学研究科(教育・人文系領域、法学系領域、経済学系領域)
  〒760-8523 香川県高松市幸町2-1   幸町地区統合事務センター教務課 :TEL 087-832-1826
創発科学研究科(工学系領域)
  〒761-0396 香川県高松市林町2217-20 林町地区統合事務センター学務課学務係:TEL 087-864-2038

Q5 創発科学研究科博士前期課程の選抜試験はどのような種類がありますか?
推薦選抜、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜があります。試験科目及び出願資格等については、創発科学研究科ホームページの「入試情報」に掲載されている香川大学大学院創発科学研究科博士前期課程の学生募集要項を確認してください。選抜試験によっては、(教育・人文系領域・法学系領域・経済学系領域)と(工学系領域)で出願期間、学力試験日等が異なりますので、ご留意ください。
         創発科学研究科ホームページの「入試情報」はこちら    

Q6 創発科学研究科博士後期課程の選抜試験はどのような種類がありますか?                                            一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜があります。試験科目及び出願資格等については、創発科学研究科ホームページの「入試情報」に掲載されている香川大学大学院創発科学研究科博士後期課程の学生募集要項を確認してください。 
        創発科学研究科ホームページの「入試情報」はこちら                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

出願について

Q1 日本の大学を卒業した外国人は創発科学研究科博士前期課程の外国人留学生特別選抜を受験できますか?
創発科学研究科修士課程の外国人留学生特別選抜を受験できるのは、外国の大学を卒業した外国籍の人です。そのため、日本の大学を卒業した場合は、推薦選抜、一般選抜、社会人特別選抜のいずれかを受験してください。

Q2 大学を卒業していませんが、創発科学研究科博士前期課程を受験できますか?
出願前に書類による個別の出願資格審査を行うので、林町地区統合事務センター学務課学務係に申し出てください。申請時期等の詳細は創発科学研究科ホームページの「入試情報」に掲載されている募集要項をご確認ください。
       創発科学研究科ホームページの「入試情報」はこちら

Q3 大学を卒業後、民間企業で研究員をしており、修士号を取得していませんが、創発科学研究科博士後期課程を受験できますか?                                                                                                                                                                                                       出願前に書類による個別の出願資格審査を行うので、林町地区統合事務センター学務課学務係に申し出てください。申請時期等の詳細は創発科学研究科ホームページの「入試情報」に掲載されている募集要項をご確認ください。
      創発科学研究科ホームページの「入試情報」はこちら                                                                        

指導教員について

Q1 創発科学研究科博士前期課程を受験する際には、指導教員を決めていないといけませんか?
入学後の研究領域及び研究計画の確認のために出願前に指導教員を決めていただく必要があります。なお、出願前に決めた指導教員は仮の指導教員であり、入学後に変更することも可能です。ただし、領域や研究分野によっては、難しい場合もありますので、指導を希望する教員と研究計画の相互確認を確実に行うようにしてください。

Q2 創発科学研究科博士後期課程を受験する際には、指導教員を決めないといけませんか?
入学後の研究内容等について、希望される指導教員と取得希望学位と受入れの可否について、相談を行い、承認を得た上で主指導教員を記入した出願書類を提出するようにしてください。事前の相談がない場合、書類不備として願書が受理されないことがあります。

Q3 創発科学研究科修士課程において指導教員を決める際にどのように連絡を取ればよいですか? 
創発科学研究科ホームページの「教員紹介」に掲載されている内容をもとに、希望する指導教員へ研究室訪問や面談を行ってください。連絡先が分からない場合、助言や相談が必要な際には大学院教学センターホームページの問合せフォームを通じてご相談ください。研究を希望される教員から、事前に学部時代において学んだ科目や研究計画等を記載した書類の提出を求められることがあります。博士後期課程の場合は、修士論文の概要や研究計画等の資料を求められることがあります。そのため、出願期間開始の2週間前までに必ず相談を行うようにしてください。      
        創発科学研究科ホームページの「教員紹介」はこちら
        大学院教学センターホームページはこちら 
        大学院教学センターホームページの問合せフォームはこちら

Q4 指導教員との面談ではどんなことを聞かれますか? 
主に、面談に際して提出された研究計画等の資料をもとに研究分野や研究内容等の確認が行われます。教員は、志望者の研究したい内容と教員自身の研究分野が合致しているか、受入人数等を総合的に判断して、指導教員になるかを決めます。希望者が多い場合は、受入できない場合もあります。その場合でも、近接した研究分野の指導教員を紹介できることもありますので、大学院教学センターホームページの問合せフォームを通じてご相談ください。教員の了承が得られれば、入学願書や研究計画書にその指導教員の氏名を記載して、その指導教員が所属する系領域が実施する試験を受験してください。
       大学院教学センターホームページはこちら
       大学院教学センターホームページの問合せフォームはこちら

Q5 自分が研究した分野に合う指導教員が分かりませんが、どうしたらよいですか?
大学院教学センターホームページの問合せフォームを通じてご相談ください。同センターは、創発科学研究科博士前期課程への出願を検討される方で、出身学部と異なる指導教員を求める本学学生の方や社会人の方、留学生の方、他大学の学生の方を対象に進路相談、履修相談、適切なユニットへの橋渡しを実施しています。創発科学研究科博士後期課程への出願を検討される方への指導教員選択に係る助言、相談等も実施しています。
       大学院教学センターホームページはこちら
       大学院教学センターホームページの問合せフォームはこちら

学びについて

Q1 創発科学研究科博士前期課程ではどのような学び方になりますか?
創発科学研究科博士前期課程では特定のテーマ等に基づき、教育・人文、法学、経済学、工学の各分野に属する諸科目を複合させた科目群を編成し専門科目とします。専門科目群を構成する科目群を「ユニット」と呼び、本研究科では、ユニットを利用した履修を実践します。

Q2 ユニットはどのようなものですか?
ユニットとは、履修モデルに類するものとして、本学がまとめたものです。22のユニットがあります。履修計画の立案にあたって、自分の研究テーマの追究に資すると考えるユニットを選択し、ユニット内から修了要件として指定された単位数以上の科目を履修します。ユニットに配置された科目は、基幹科目と応用展開科目に分類されます。選択したユニット以外の全ての専門科目からも、自らの研究科テーマや関心に基づいて履修する科目を選択できます。

Q3 創発科学研究科博士後期課程ではどのような学び方になりますか?
創発科学研究科博士後期課程では、「社会創発プログラム」、「先端工学デザインプログラム」、「レジリエント社会共創プログラム」の3つのプログラムと6つの研究指導コア(研究指導体制)を導入することにより、学生各自の研究テーマに対して分野横断的な洞察力と共に、未来社会での実装を考える機会を与える研究指導を行います。軸となる専門分野におけるピアレビューに耐え得る知の深化を促し、さらに既存の専門分野の枠を越えた「総合知」に発展させて社会実装することを目指しています。つまり、博士前期課程(修士課程)で創発した知の端緒を「総合知」として学外に論文発表できるレベルに深化させるとともに、社会課題の解決策として実装することを目指しています。

Q4 社会人ですが、仕事をしながら、創発科学研究科博士前期課程及び博士後期課程で修学できますか?
創発科学研究科博士前期課程では、科目によっては、夜間又は土日開講を実施しています。指導教員と相談の上、履修したい授業の担当教員と調整を行い、可能な範囲での柔軟な対応によって、社会人学生の事情に応じた時間割を設定することができます。また、働きながら、修学を行う社会人の方に向けた制度として、長期履修制度があります。同制度は、2年間で設定されている教育課程を、4年間を上限として履修する計画を立て、長期履修学生として在籍することを可能とします。創発科学研究科博士後期課程では、特別研究について、必要に応じて土曜日に実施する用意がされています。また、長期履修制度を設けており、標準修業年限は3年ですが、最長6年を限度として、指導教員等と履修及び研究計画を立て、修了を目指すことができます。
長期履修学生制度の適用を希望する方は、指定する期間内に希望の有無を申告してください。

Q5 社会人ですが、大学等を卒業後、年数が経っており、創発科学研究科博士前期課程の筆記試験を受ける学力があるか、心配です。
社会人の方は創発科学研究科博士前期課程における社会人特別選抜を受験できます。社会人特別選抜の試験方法は、専門分野分野別試験では、筆記試験及び口述・面接試験が課されます。なお、工学系領域は筆記試験を課しません。「教育・人文系領域」、「法学系領域」、「経済学系領域」については、筆記試験が課されます。 ただし、筆記試験免除申請制度があります。同制度は志望理由書や研究計画書、研究業績調書(研究業績がある方のみ)等の書類の審査により、社会人としての経験等を通じて、専門分野において学修・研究を行うのに十分な能力を有すると認められる場合は、筆記試験を免除する制度です。筆記試験免除には、出願に先立って事前申請が必要です。申請期日がありますので、制度の利用を検討される方は、創発科学研究科ホームページの「入試情報」に掲載されている募集要項で詳細をお早めにご確認ください。
       創発科学研究科ホームページの「入試情報」はこちら

Q6 これまで専門的な学びをしてこなかったが、創発科学研究科博士前期課程に入学して大丈夫ですか?
創発科学研究科博士前期課程では、専門性を軸に幅広い分野を学ぶことができます。本研究科では、これまで大学や社会で学んだ、自らの専門分野に基づく課題解決方法をしっかりとデザインでき、かつ複数の学問分野(AIやIot等)から得られた多様な知識や技術を協調的に組み合わすことにより、未来において新産業の創造や地域が直面する新課題の解決に貢献できる人材を目指しております。創発科学研究科博士前期課程で研究する分野によっては、大学での知識やこれまでの社会経験をもとに、多様な切り口から分析・考察を巡らせ、教育・研究活動を行うことができます。まずは、出願前に指導教員と自分が研究したい分野と確認を行ってください。自分の研究分野と指導教員のマッチングができない場合は大学院教学センターホームページの問合せフォームを通じてご相談ください。
      大学院教学センターホームページはこちら
      大学院教学センターホームページの問合せフォームはこちら

Q7 創発科学研究科博士前期課程での在学期間は何年間ですか?
標準修業年限は2年です。なお、在学可能期間は4年になります(※在学期間は、本課程の修業年限の2倍を越えることができません)。

Q8 創発科学研究科博士後期課程での在学期間は何年間ですか?
標準修業年限は3年です。なお、在学可能期間は6年になります(※在学期間は、本課程の修業年限の2倍を越えることができません)。 

Q9 教育・研究する場所はどこになりますか?
創発科学研究科博士前期課程では幸町キャンパスと林町キャンパスを拠点として、教育・研究活動を行います。募集要項の教員一覧に掲載している「教育・人文系領域」、「法学系領域」、「経済学系領域」、「工学系領域(エクスペリエンスデザイン&アート、数理データサイエンス)」の指導教員のもとで学ぶ方は幸町キャンパス、上記領域以外の方は林町キャンパスで学ぶことになります。両キャンパス間の距離の影響を低減するため、可能な範囲で遠隔通信システム等を利用します。
博士後期課程でも、同様になりますが、博士前期課程と異なり、共通科目等を除いて、授業はないため、主指導教員の指示に従って研究を進めることになります。

Q10 実践的な学びができますか?
創発科学研究科博士前期課程では、実践的な内容を学ぶ科目も開講していますが、修士論文を執筆する上での一定の研究分野に対する研究成果を纏めますので、学問を中心とした学びになります。実践的な内容を学ぶには、地域マネジメント研究科の受験も選択肢としてあります。進学を悩まれる方は大学院教学センター、幸町地区統合事務センター教務課、林町地区統合事務センター学務課にご相談ください。
【お問い合わせ先】
創発科学研究科(教育・人文系領域、法学系領域、経済学系領域)
 〒760-8523 香川県高松市幸町2-1   幸町地区統合事務センター教務課 :TEL 087-832-1826
創発科学研究科(工学系領域)
 〒761-0396 香川県高松市林町2217-20 林町地区統合事務センター学務課学務係:TEL 087-864-2038
大学院教学センター
 同センターホームページの問合せフォームからご相談ください。
        大学院教学センターホームページはこちら
        大学院教学センターホームページの問合せフォームはこちら

Q11 社会人としての学び直しができますか?
創発科学研究科博士前期課程では、社会人の方にも門戸を開いております。社会人の方が受験できる社会人特別選抜を用意しております。創発科学研究科は、従来の専門分野を軸としながら、前例にとらわれない文理横断を目指す大学院です。ご自身が創発科学研究科で実現したい研究分野を指導教員を通じて、明確にされてはいかがでしょうか。自分の研究したい分野がどの指導教員にマッチングするのか分からない方は大学院教学センターホームページの問合せフォームを通じてご相談ください。
       大学院教学センターホームページはこちら
       大学院教学センターホームページの問合せフォームはこちら

学費等について

Q1 経済的に余裕がないのですが、支援制度はありますか?
入学料の全額又は半額免除制度、授業料の免除申請制度があります。詳細は以下のURLをご覧ください。
       入学料免除,入学料徴収猶予及び授業料免除についてはこちら

通学について

Q1 自動車で通学できますか?
幸町キャンパスでは、駐車場が少ないため、特別の理由がない限りは、自動車による入構はできません。林町キャンパスは、自動車による入構は審査の上、許可する場合があります。