1月17日(水)、かがわ国際会議場にて「地(知)の拠点整備事業(COC)/地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)シンポジウム『大学と地域の連携を考える』」を開催しました。
本シンポジウムは、平成25年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC)」、平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の支援のもと、香川大学を核とした地域連携事業を継続的に実施できるシステムの構築を目指し、また若者の地元定着推進に向けた情報提供及び意見交換の場として開催し、県内外から企業の採用担当者、大学関係者、自治体関係者等約150名が参加しました。
はじめに、筧学長より開会挨拶があり、次に株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 主幹研究員 今城 志保氏から「採用面接では何を評価すべきか?-これからの仕事のあり方と活躍する人材の評価-」と題して特別講演がありました。今城氏は、面接と一般的な対人認知の違いについて触れ、採用面接では何が評価されているのか、面接評価の精度向上のために留意すべき観点、将来的な働き方と雇用の変化について述べられ、参加者は熱心に耳を傾けました。
続いて、COC事業及びCOC+事業の成果報告を、学生及び連携校の担当者より行いました。香川大学経済学部4年 酒井 美月さんからは「COC事業を通じた私の成長」と題して、「瀬戸内地域活性化プロジェクト」を通じた東かがわ市での地域づくり活動から得た経験をもとに発表がありました。香川大学大学院工学研究科修士2年 宮川 怜さんからは「産官学連携による観光振興の取り組み ~観光ガイドブック生成・印刷システム『KadaPam/カダパン』の開発と小豆島における観光ICT社会実験~」と題して、地域・企業を巻き込んだ開発及び小豆島における観光ICT社会実験の発表がありました。
参加者からは、今後も継続して活動を実施してほしいといった感想が多く寄せられ、企業関係者の方々からも参考になったとの意見を多くいただきました。今後も引き続き県内自治体との連携をより密にし、地域連携事業を展開していくとともに、事業協働機関と連携しながら地元就職率の向上を目指してまいります。