平成23年度理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築事業に、 香川大学と香川県教育委員会の連携事業が採択されました。

この事業は、(独)科学技術振興機構が平成21年度から行っているもので、小学校において理科教育・実験指導が「苦手」と感じる先生が多いことなどを背景として、研修会や教材開発など地域の理数教育の中核的役割を担う小・中学校教員(コア・サイエンス・ティーチャー(CST))を養成することで、小・中学校教員の理科教育における指導力向上を図ることを目的としています。

今回、香川大学と香川県教育委員会が連携して行おうとしている取組は、子供にとっても、教員にとっても理科を学ぶ意義が実感できる授業実践力の向上を基軸としたもので、事業の骨格は次のとおりです。

なお、平成23年度は、全国から7件の応募があり、本取組を含めて2件の事業が採択されています。


【取組の名称】

「日常生活や社会との関連を意識した授業実践力の向上をめざしたCST養成システムの構築と実践」

【取組の概要】

(1)  大学におけるCSTの養成対象は、教育学部の学生・大学院生のほか、工学部と農学部の学生・大学院生、現職の小学校教員・中学校教員である。
(2)  学生はプログラムの2年目に、最低でも2週間に1回の割合で小・中学校の現場で授業参観や教材開発の実習を行う。
(3)  現職教員の教材CSTや授業CSTが講師などを務める支援拠点での研修を学生のCST養成プログラムに位置づけるなど、教育現場と大学における養成プログラムが有機的に連動するシステムを構築する。
(4) 本企画では3つのレベルのCST(小学校CST、教材CST、授業CST)を養成し、日常生活や社会との関連を意識した授業実践力の育成を図る。

【参考】
(独)科学技術振興機構のプレスリリースページ(平成23年6月29日公表)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info811/index.html

【問い合わせ先】
香川大学教育・学生支援室学務グループ 高嶋
TEL:087-832-1145
香川県教育委員会事務局義務教育課 倉沢
TEL:087-832-3742