令和2年7月29日(水)、学長応接室において学長表彰式を実施しました。これは、学術研究活動や課外活動、社会活動において優秀な功績を収めた学生・学生団体を表彰するもので、今回は経済学部西成ゼミに所属する大森 皓太(おおもり こうた)さん、天谷 梨夢(あまたに りむ)さん、西原 歩祐翔(にしはら あゆか)さんが表彰を受けました。

一般社団法人日本ホテル教育センター主催の第9回学生観光論文コンテスト(全国応募総数121篇(39大学、1短期大学、3専門学校))において、3人が提出した論文「自然資源と文化資源を融合させた国立公園の利活用~屋島山上ちょうちんカフェという社会実験を通じて~」が、1次選考を通過した7編の論文に対する最終審査を経て、全国で1番となる観光庁長官賞(最優秀賞)を受賞しました。 今回最優秀賞を受賞した論文のテーマとなる「屋島山上ちょうちんカフェ」は、文部科学省「地(知)の拠点事業」(COC事業)の一環として2016年夏からスタートした期間限定の社会実験です。高松市の政策課題である屋島観光の再生をテーマに、自然資源である「屋島からの夕夜景」と文化資源である伝統工芸「讃岐ちょうちん」を融合させた交流拠点が「屋島山上ちょうちんカフェ」のコンセプトであり、本論文では4年間の来店者アンケートデータをもとに、自然資源と文化資源を融合させた交流拠点の有効性を実証した研究内容となっている点が高く評価されました。

 表彰式では、学長より表彰状と表彰盾が授与されました。表彰式後の懇談では、3人が活動報告や活動を通して学んだことなどを述べ、学長からは、今後も讃岐ちょうちんを生かしたさらなる取り組みを期待していますとの激励の言葉が贈られました。