【研究の目的】 |
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香川県ですでに稼働している医療ITネットワーク「かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)」、経済産業省による「かがわ周産期電子カルテネットワーク」を基盤として、瀬戸内圏の住民が本人および家族の健康データを参照および利活用でき、医療従事者とコミュニケーションが可能なネットワークを構築する。 |
【研究手法】 |
・電子親子手帳の活用
現存の母子健康手帳に新たな項目を追加し、データの時系列などのグラフ化を実現するWEBシステムを構築し、妊娠から子育て期における親子の健康データや育児情報、医療機関とのコミュニケーションを携帯電話や自宅のパソコンで利活用できるようにする。
・生涯健康カルテの開発と活用
電子成人健康増進手帳、電子長寿手帳によりそれぞれの年代別のWEBシステムを構築する。これらのシステムを組み合わせてメタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧症候群、高脂血症、高尿酸値症などの生活習慣病やその予備軍の予防にも効果のある生涯健康カルテを開発する。
・電子処方箋の開発と活用
医療機関の電子カルテに入力された処方の情報が、院外処方箋薬局に電子的に連携できるシステムを設計・構築する。これにより、患者はどの院外処方箋薬局で受け取っても、個人の処方データが参照できるようにする。
以上のシステムを有機的に連携し、胎児の時期から、新生児、乳幼児、学童期、成人、そして高齢者までの生涯の情報を取り扱う、真のEHRを実現する。 |
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【研究組織】
研究代表者:原 量宏 瀬戸内圏研究センター・特任教授
研究分担者:横井 英人 医学部附属病院・教授
千田 彰一 医学部附属病院・教授
伊藤 進 医学部・教授
大西美智恵 医学部・教授
真鍋 芳樹 アドミッションセンター・教授
小川 晃子 岩手県立大学
飯原なおみ 徳島文理大学 |
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リーフレットPDF(約1.37MB) |
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