瀬戸内圏研究センターSeto Inland Sea Regional Research Center

日本ルーラルナーシング学会第13回学術集会を開催しました!

平成30年11月3日(土)・4日(日) 【於:かがわ国際会議場およびサンポートホール高松】
 11月3日(土)、4日(日)に、かがわ国際会議場およびサンポートホール高松において、「瀬戸内の島で生きるを支える」をテーマに、日本ルーラルナーシング学会第13回学術集会を開催しました。北は北海道から、南は沖縄の波照間島まで、約250名の参加者が集いました。

 瀬戸内海には727の島がありますが、香川県には112島、その内人が住んでいる有人離島は24島あります。それらの島々で住み続けるためには、島はどう変わっていかなければならないのかを、基調講演、シンポジウム、ワークショップ、一般発表演題を通してディスカッションしました。簡単に答えが出る課題ではありませんが、遠隔医療や様々なネットワーク化、物流の変化と生活の革命も必要でしょう。また、島の専門職不足や求められる専門能力の網羅性から、少数精鋭でマルチカバーしている医師や看護職の教育も必要でしょう。離島は課題先進地とも言われますが、多くの島を抱える香川県から、その課題解決に取り組むヒントが発信できたのではないかと思います。

 4日には、小豆島中央病院で、小豆島の地域包括ケアシステム(小豆島モデル)の構築について学びました。日本で唯一の診療船である済生丸の乗船見学も行いました。多くの参加者が満足して帰途に着かれました。なにより2日間秋晴れの良い天気で、青い瀬戸内海に浮かぶ多島美をご覧いただけたことが何よりでした。
基調講演の様子 ポスターセッションの様子
基調講演の様子 ポスターセッションの様子
済生丸をバックに集合写真 かがわ国際会議場から見た瀬戸内海
済生丸をバックに集合写真 かがわ国際会議場から見た瀬戸内海