瀬戸内圏研究センターSeto Inland Sea Regional Research Center

香川大学瀬戸内圏研究センター講演会in塩飽本島  本城 凡夫 教授 「貝との貝(会)話」

【講演内容】
 私の話は「貝との貝(会)話」という面白いタイトルを付けています。実は、貝なんてものは黙っているものだと、皆さん思っているだろうと思いますが、けっこう話をしているんですよ。
 今日「貝リンガル」の実物をお持ちしましたので、あとでご覧になってください。なお、本日は貝リンガルを介した貝との会話ということでお話しさせて頂きますが、ミキモト真珠研究所との共同御研究の資料を使わせて頂いております。

 本島の皆さんはご存じだと思います。この方はどなたですかね?
 そうです、フランキー堺さんです。ずいぶん昔の俳優さんですから、お分かりになりますよね。
 この「私は貝になりたい」というフランキー堺主演の映画は、昔に上映されました。これは、上官の命令で米兵の刺殺を強要され、戦後の裁判で死刑になるという物語です。深い海の底の貝は、戦争もないし兵隊に取られることもなく平和に暮らしている。「どうしても生まれ変わらなければならないのなら、私は貝になりたい。」というのがこの映画の題名なんだそうです。

 こちらは中居正広主演の「私は貝になりたい」で、最近上映されました。このように、貝は黙って静かに暮らしている生物だと思われて作られた映画です。
 しかし、瀬戸内海や有明海では、貝たちが安心して暮らせる場所は少なくなってしまいました。そして、全国的に貝の個体数は大きく減少してしまっています。ここ本島の「園の洲(そののす)」の貝たちも、悲痛な叫びをあげながら、狭い場所で懸命に生き残っているのです。
 それでは、何が原因で貝達は悲鳴をあげているのでしょうか?
 それは、第1に、川砂や海砂の採取やダムによる河川水の減少による砂の不足、第2は、海底近くの酸素が減り、硫化水素が発生する状況になること、3番目は、貝を殺す赤潮が発生すること、4番目は、貝柱や肉が赤くなる病気が発生すること、の4つが主な原因となり、貝達は悲鳴を上げていると考えて下さい。

 では、砂が不足すると、なぜ貝達は生きることができないのでしょうか?その一例をお話してみましょう。
 この図に示している貝は、ここ本島の周りの海に生息している「タイラギ貝」です。このタイラギの生活史が、ここに書かれています。
 タイラギは、オスとメスの貝に分かれています。オスから精子が、メスから卵子が出て、受精して、そこから育った幼生は、水の中を漂っています。それを「浮遊幼生」と言います。この浮遊幼生は、しだいに大きくなって、今度は着底するようになります。ここは砂です。そして、着底した貝が育って親になる。ここの着底部分に注目してみて下さい。

 今まさに地面に着底するぞ、という時期の稚貝を集めてきます。この場合は、自分たちの手で受精させて稚貝を増やしています。その稚貝を用いて実験しています。
 まず、シャーレに、今から着底するぞ、という貝を入れます。予め、泥だけを入れたシャーレ、砂と泥を入れたシャーレ、何も入れない海水だけのシャーレを準備しておきます。これらの中に、着底期の貝を入れる。そうすると、どのシャーレで稚貝は生きると思われますか。

 結局、泥だけのシャーレの中では生き残らないんです。海水だけでもダメなんです。生き残ったのは、砂と泥を入れたシャーレのみです。
 つまり、砂が稚貝の生息のために必要なんですね。砂がなぜ必要とかいうと、着底する時に、貝は触手を出して砂にしがみ付きます。このしがみ付くための砂がないと、貝はストレスを感じて死んでしまうのです。生残は、砂の有無で決まります。タイラギの生育にとって、砂がいかに大事かということがお分かり頂けると思います。他の貝でも同じであると考えても差し支えありません。

 次は空気の話です。人間は酸素が少ないと生きていけないのと同じように、貝が生きるためには、泥付近の海水中に、十分な酸素が含まれていなければなりません。
 海水の酸素が少ないと、アサリガイは水管を精一杯に伸ばして、酸素の多い海水はないかと、もがき苦みます。
 このスライドは、もがき苦しんでいるアサリです。その結果、どこにも酸素がなければ死んでいくしかありません。水管を伸ばして一生懸命探しているのです。

 酸素がなかったために、泥の中から出てきて死んだ貝が、潮の引いた海底にたくさん落ちていて、腐っていくという現象が起きています。

 これは健全な泥の環境に住んでいるタイラギです。
 どこにいるかといいますと、小さな細い穴がふたつありますよね、ここにいるのです。普通はこういう状態で泥の中に住んでいるんですが、酸素が少なくなると、アサリと同様に、やはり酸素がある場所はないかと探し求めて、泥の上に出てきます。
 でも酸素がなければ、結局は死んでしまいますが、アサリように干潟に住んでいませんから、死んだ殻が皆さんの目に触れることはありません。

 これが死んだタイラギです。泥の中から精一杯出て、それでも酸素を見つけることができなかったので死んでいった、これを「立枯れ」と呼んでいます。タイラギはこのような死に方をします。

 以上から、貝が生きるためには、砂、酸素が必要ということがわかりました。
 今度は、貝を殺す恐怖の赤潮の話です。その生物は「ヘテロカプサ」というプランクトンです。正式名称は「ヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ」で、呪文のような名前です。この写真が、ヘテロカプサ・サーキュラリスカーマの細胞です。このプランクトンが貝の体の中に入ると、大変なことになります。

 これは、ヘテロカプサの赤潮が発生した後、台風が来て、貝殻が打ちあげられた砂浜の写真です。1989年、九州博多湾西部の海岸です。
 打ちあげられた貝を拡大して見ると、マテガイ、アサリガイ、ムラサキイガイやカキといった、貝だけが死んでいました。フグや他の魚たちは、平気で泳いでいたそうで、この赤潮生物は貝を集中して殺すんです。

 報告のあったヘテロカプサ赤潮による主な被害額です。1992年、英虞湾(あごわん)30億円という数字があります。これは実はウソの数字です。この年は、皇太子妃雅子様の結婚式の年でした。皇室での宝石が真珠だったということもあり、あまり悪い印象を与えてはいけないという配慮から、少なめの被害額が報告されたと言われています。
 1995年は広島湾のカキで、合計3億円の被害が出ました。1997年は2億円です。1998年の広島湾での被害額は39億円です。カキとアサリが被害を受けました。報告されていない被害は、これ以外にも沢山ありますが、報告されたものだけを見てもすごい被害額です。
 このように、砂の不足、酸素の欠乏、赤潮の発生と説明してきました。最後は病気ですね。病気はここで説明しませんが、病気や赤潮で苦しんでいる貝達と会話をしようということがきっかけで、私たちは貝と会話をするための装置の技術開発に取り組み、そして「貝リンガル」を発明しました。

 その貝リンガルの仕組みを説明したのがこの図です。
 上の図は、貝が殻を閉じている時です。センサーは上の殻に装着してあります。それから、小型磁石が下の殻に取り付けてあります。小型磁石から磁力がセンサーへ届きます。その磁力をこのセンサーが感知するのですが、センサーには電流が流れていて、届いた磁力の大きさに比例して電圧が生じます。
 電圧の高低の変化を記録することによって、貝が殻を開けているか、殻を閉めているかがわかります。ここは磁力が強く届いたために、電圧が高い、ここは磁力が弱いので電圧が低いというようなことで、コンピューターの画面に電圧の変化が出てくる仕組みになっています。
 センサーは、マッチ棒の先ほどの小さいものが作られております。実物をうしろの方に置いてありますから、あとからご覧になって下さい。貝の殻を、手でポンポンポーンと押すと、センサーに届く磁力が変化して、それに応じた電圧の波形がモニターに出てきます。

 この時に殻を閉じていて、ここはずっと殻を開けていることを示しています。この間は2時間の時間経過ですから、貝は普段、2時間に3回ほどしか殻の開け閉めをしていないことになります。すなわち、長い間ポカーンと殻を開けながら餌をとっていることになります。これが、本当に健全な環境に住んでいる健康な貝の応答なんですね。

 センサーと磁石を装着した貝を海の中に入れて、海の中の貝のパクパク運動を、イカダの上に置いている貝リンガルにリード線を通して信号を送って、その信号が、イカダの上の無線装置で、陸上の研究室の机の上のコンピューターの中に入り、保存されます。
 イカダの上にある観測装置や貝リンガルは、アタッシュケースに入るくらいに小さく、非常にコンパクトです。そして、海の中の貝の様子は、リアルタイムに、陸上の机の上で見ることができる面白さがあります。
 次にアコヤガイの話言葉を説明することにしましょう。

 これが正常なアコヤガイの応答波形です。先ほどお見せしたように、いつも殻を開き、時々口を閉じる。ところが、ヘテロカプサという赤潮が貝の中に入ると、こういうものすごく激しい殻の開閉運動をします。こういう波形の時に、このように殻を完全に閉じるのではなく、こうやって動いているんですね。これは、殻を閉じないで、開閉を繰り返す独特の波形です。
 貝は、酸素が少ない海水では、こういう鋭いスパイクを示します。それから、酸素の少ない水に硫化水素が加わると、台形波形が多くなり、長く殻を閉じるようになってきます。この3つの波形はすべて異なっていますから、波形を見るとこによって、この波形だったらヘテロカプサの赤潮が出た、この波形だったら酸素が少ない、これだったら酸素が少ない中に硫化水素が出てきている、というように環境の特徴を、貝の応答から読み取ることができます。

 さて、塩分濃度の低い水にアコヤガイを入れてみるとどうなるでしょうか?アコヤガイは、塩分が高い時は、安定した閉殻運動をしていますが、このあたりの塩分から少しおかしくなります。そして、20PSU(塩分濃度)から、ノコギリ様の波形になります。そして、17PSUになると、切れないノコギリの歯のような波形になります。そして、最終的には殻を閉じてしまいます。
 このように、塩分が低く変化するに従って、波形模様も変化をしていきます。この塩分の変化で生じた波形は、先ほどの赤潮の波形、貧酸素の波形、硫化水素の波形とまた違いますね。この波形からも、塩分が低いんだぞ、ということがわかります。
 殻の動き方の特徴から、「赤潮が押し寄せてきた!大変だ!」いうことを判別できますし、「酸素が少なくて苦しい!」、「硫化水素が発生してもうすぐ死ぬ!助けてくれ!」、「塩分濃度が低くなって困ったな、しばらく殻を閉じるか」というような話声を、私たちは貝の立場になって読み取ることができるのです。これらはアコヤガイの話でした。
 ところがですね、貝の種類によって話し言葉が異なることが分かりました。

 これは、すでにお話をしてきましたアコヤガイのデータです。
 アコヤガイは、普通のキレイな海水の中では、たまにこういう変化をしますけれども、赤潮プランクトンのヘテロカプサを入れると、このような動きになります。
 今度はアサリです。アサリは、普段はこういう動きをしているんですが、ヘテロカプサを入れるとこうなります。アコヤガイの模様とアサリの模様は違いますね。次はカキです。カキの入った容器にヘテロカプサを入れると、こうなります。目を凝らして下さい。やはり波形は違います。ヒオウギガイも全く異なります。赤潮海水に入れると、ムラサキイガイも異なります。
 同じ赤潮生物を貝に暴露しているのですが、みんな、波形の模様が違いますでしょう?ということは、例えば、アコヤガイは日本人で日本語を話している、アサリは韓国語を、マガキは中国語を、ヒオウギガイは英語を話しているとしましょう、ムラサキイガイは何にしましょう?フランス料理にはムラサキイガイが入っていることが多いので、フランス語でいいでしょうね。
 このように、貝の種類によって話し言葉に違いのあることが分かってきました。ですから、すべての貝にいろんな環境条件を与えて、我々は話し言葉の辞書を編纂しなければなりません。辞書を引けば、「あっ、この貝の波形は、この環境の変化によるものなのだ」ということが、すぐにわかるようにしなければなりません。そのために、私たちはいま「貝(会)話辞典」を作っています。
 繰り返しになりますが、同じヘテロカプサ赤潮に対しても、貝の種類によって、話の言葉が異なります。貝の種類によって、日本語、韓国語、中国語、英語など異なる言葉で話すということです。そのため、私たちは貝(会)話辞典の編纂に努力しているところです。
 次に、アコヤガイの殻の開閉運動を監視することによって、どの程度の細胞密度から、貝を殺すプランクトンの発生を予測できるか、6個体の貝を用いて調べてみました。ちなみに、赤潮になっている時は、だいたい、1ml中に10,000細胞くらいです。

 これは、赤潮プランクトンを全く入れていない時の波形です。そして、縦に6個体のアコヤガイの波形変化を、経時的に並べています。このような波形の少し変わった貝もいますけれども、1時間程度では変化は少なく、だいたい、普段は静かに口をあけているというところです。
 ところが、1ml中に4細胞の密度で赤潮生物を海水に入れると、この背番号1番の貝だけは、ヘテロカプサの反応を示しています。他の貝は静かです。貝によって感受性が異なるようで、この貝がヘテロカプサに一番敏感かなと思われます。

 今度はヘテロカプサが10細胞になりました。10細胞になると、もう全ての貝は、何らかの運動波形を示すようになります。このことから、10細胞の密度から確実に発生を予察できることを示しています。

 この10細胞から、ほとんどの貝が反応するようになりました。
 貝が大量に死亡するのは、5,000から10,000細胞ですから、貝が死亡するかなり前の時期から、プランクトンの出現を予察がきることが分かります。
 つまり、ヘテロカプサの出現が確認された早い時期から、貝を別の安全な海域に移すとか、もうすぐ赤潮になるという心構えをしておくとか、そういう養殖業者の態勢を整えることができるわけですね。結果として、貝を殺すことが少なくなるはずです。

  さて、現場の貝は、急激な塩分の低下を知ると、すぐに殻を閉じてしまいます。塩分が回復し始めると、すぐに殻を開けます。このことを実際の現場で調べてみました。
 このスライドは少し難しいので、ゆっくり話していきます。
 ここからここまでが1日です。ここが朝の4時、ここが昼の12時、ここが夕方です。この貝を吊している海域に、雨が降って河川水が流れてきます。そして、ここに塩分の線グラフを描いてありますが、ここは高塩分の海水です。河川水が流れ込んできて、海水の塩分がだんだん甘く(薄く)なっていきます。
 その時に、貝は迷っています。殻を閉じようかどうしようかと。そして、結局は貝を閉じる。この塩分が低い時間帯は、長く殻を閉じています。塩分は低いままですが、この辺りから、急に閉殻率が下がってきていますね。これは開殻傾向の始まりを示しているのです。ということは、もうすぐ塩分が辛く(濃く)なり始める、塩分が高くなるぞ、ということを、貝の方が先に知っていることになります。塩分の上昇をすぐに感知して、殻を開け初めています。塩分の変化を、貝は敏感に感知しているということが分かります。

  それでは、1年間を通して、貝の開閉運動はどのように変化しているでしょうか。
 横軸のここが夏です、冬です、そしてまた夏です。殻の運動が激しいと線は高くなります。夏に線は高くなっています。夏は海水の酸素が少ない、雨が多くて塩分下がる、赤潮が発生するというような出来事が続きますから、夏に貝のパクパク運動は激しくなります。しかし、冬は静かに口を開けてジッとしている。また夏が来ると活発になります。
 このように、私たちは、何が原因で貝が苦しんでいるのかということを知ることができるようになりました。
 さて、塩飽本島で新しい水産業は生まれるでしょうか?聞くところによりますと、タイラギが減っている、アサリが減っているということですので、これらの貝を復活させる必要があります。貝が増加すれば、水産資源にもなりますし、周りから人が集まってきて観光資源にもなります。
 しかし、いまのところ、貝が減少している原因がわかりませんから、増加させることは無理です。やはり、貝リンガルで原因を追究してみたいな思いました。

 「ミルクイガイ」というのは有望な食用貝です。この本島でも、昔は漁獲されていたと思います。瀬戸内海や三河湾などの、水深20メートル前後の砂地に生息しています。これがミルクイガイです。

 「ミルクイ」、もしくは「本ミル」と呼んでいます。
 貝の中では最高級品です。寿司屋でもめったに食べられなくなったとのことです。水管を開き、湯通しして皮を剥いて食べる。大きなものでは、1個で1,000~3,000円はします。
 寿司で握って、1個の貝から、2~6個分しかとれません。この皮を剥いでここを食べるんですね。

 2枚貝の中で「値段の王様」と呼ばれるミルクイの寿司です。寿司屋では、1個で1,000円ほど。甘みがあり、シコッとして、柔らかい、上品な存在感があるそうです。私は食べたことがありません。死ぬまでに最も食べてみたい貝です。

 ミルクイは、今も本島の周辺にいるんだそうですが、数が非常に少ないそうです。来年から、香川大学が「園の洲」の調査に入り、減少している原因を追究する予定です。その調査結果を、またここでご報告できればと考えています。
 皆さん、健康に気を付けながら、次の講演を聞きにきて下さい。貝リンガルを使って、直接、貝の話を聞いて、貝類の減少原因を明らかにして、園の洲の復活を図りましょう。
 塩飽本島でも、そのタイラギ、アサリ、ミルクイの生産を上げるということに、皆さん挑戦してみませんか?
 ということで私の話はここで終わらせてもらいます。



【質疑・応答】
Q.貝リンガルは研究の段階でもあるでしょうし、これが実用化されるようになると、うれしいですね。貝は海の幸ですよね。実例を示していただけないでしょうか。

A.ミキモト真珠研究所では、各地の養殖場に貝リンガルを設置して、毎日、アコヤガイの殻運動をチェックしています。貝は、赤潮がいつ発生したかどうかをすぐ知らせてくれますし、赤潮にならなくても、その前の段階から確実に知らせてくれるわけですから、早い時期から貝を移動させるような作戦も練ることができ、大いに助かっています。異常事態になると、携帯が鳴り、警告するようになっています。それから、赤潮が発生すると、表面に引き上げたり、底の方に下げたりして、被害を減らしています。


Q.ミキモト真珠研究所以外で、ハマチの養殖とか海産物の養殖では使用されていないのでしょうか。

A.恐らく使用されていません。ここでは貝の話しかしませんでした。他の養殖場の環境管理については、これから研究しないといけないんですよね。この貝リンガルが、魚を殺す赤潮でも、開閉応答するかどうかですね。どういう応答をするのか。応答するならば、話言葉の辞書に載せないといけません。それができれば、魚類養殖場に貝を吊り下げれば良いわけですから。将来はそういう風にしたいですね。まだ、貝さえも十分に読み切っていませんので、これから調査研究して、それらにも対応できるようにしようと思います。
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