瀬戸内圏研究センターSeto Inland Sea Regional Research Center

庵治マリンステーション開所式及びノープリウスⅡお披露目式の様子

平成21年12月22日 火曜日 曇天 10:00~ 於:庵治マリンステーションほか
 香川大学瀬戸内圏研究センターは、香川大学の海に関する教育・研究の前線基地として、これまで以上に機動的で活発な活動が進められるよう、旧農学部附属浅海域環境実験実習施設を「瀬戸内圏研究センター庵治マリンステーション」として改組し建物の改修を進めるとともに、老朽化が著しい小型調査船ノープリウスに代わり新型船「ノープリウスⅡ」を配備しました。
 本センターではこれを機会として、日頃より本施設の運営に多大なるお力添えをいただいております関係者の方々をお招きし、施設等のお披露目と感謝のご挨拶を兼ねた記念式典を開催しました。式典には40名を超える方々のご出席をいただきました。
【庵治マリンステーション開所式】
 庵治マリンステーション開所式は、1階の学生実験室において本城センター長による開会の挨拶で始まり、次いで多田施設長によるステーションの施設概要及び業務内容の説明が行われました。続いて一井学長、打越庵治漁協専務(嶋野組合長代理)、濱本香川県水産課長による挨拶をいただきました。
 その後、一見准教授・多田施設長の案内による施設内の内覧を行い、実験・観測機器の説明が行われました
多田施設長の挨拶 一井学長の挨拶
多田施設長の挨拶 一井学長の挨拶
ステーション施設の案内 ステーション施設の案内
ステーション施設の案内 ステーション施設の案内
【小型調査船ノープリウスⅡお披露目式】
 式典は「ノープリウスⅡ」のお披露目式へと移り、一同は本船が係留されているステーション横の鎌野漁港へ移動しました。濵垣技術専門職員・一見准教授より船の諸元の概要説明が行われた後、試乗航海を行いました。前日までの寒波によるやや強い北風が残るなか、一井学長を始めとした約10名のが乗船し、漁港周辺の遊覧を行いました。新造船ならではの静かなエンジン音と軽快な動作性能を発揮しました。
 最後に式典は鎌野自治会館における交歓会へと移り、濵垣技術専門職員が調理した鍋を囲みながら、参加者全員の親睦を深めました。
ノープリウスⅡに乗船 試乗航海へ!
ノープリウスⅡに乗船! 試乗航海へ!
鍋を囲んで交歓会 鍋を囲んで交歓会
鍋を囲んで交歓会 鍋を囲んで交歓会
 岡市友利先生(元学長、香川大学名誉教授)の御尽力により設立された農学部附属浅海域環境実験実習施設は、永く庵治半島の鎌野にあって生物環境の調査研究を続けてきましたが、2009年4月から本施設は、香川大学瀬戸内圏研究センター「庵治マリンステーション」として改組・名称変更し、引き続き活動することになりました。
 このたびステーションの改修が一段落し、また小型調査船ノープリウスⅡ(1.1トン)が進水したことにより、装いも新たに出発することになりました。
 庵治マリンステーションは香川県とも密接な関係を持って、ノリの色落ちやカキの斃死に関わる栄養塩問題の原因と対策について検討を重ねております。開所式に御臨席いただきました庵治漁協の皆様とも深い連携を持ちながら、水産および環境の面から豊かで心の和む海にするよう地域貢献に精進して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。