浅海環境通信

第5号

浅海環境通信 発行 2006年4月
香川大学農学部附属浅海域環境実験実習施設
香川県木田郡庵治町鎌野4511-15
TEL/FAX:087-871-3001
■2005年度 香川大学農学部附属浅海域環境実験実習施設 教育・研究活動&地域貢献事業
 浅海環境通信の第5号では2005年度に当施設が行った教育・研究活動と主な地域貢献事業についてご紹介いたします。
■2005年度 浅海域環境実験実習施設 スタッフ
施設長   多田 邦尚 (農学部 教授)
施設主任  一見 和彦 (浅海域環境実験実習施設 助教授)
        浜垣 孝司 (浅海域環境実験実習施設 技術専門職員)
関係教官  山田 佳裕 (農学部 助教授)
        末永 慶寛 (工学部 助教授)
■教育・研究活動
【学部生実験・実習】
5月 農学部生命機能科学科3年生実験実習
8月 農学部生命機能科学科3年生海洋環境実習
生物学A
高知大学サイエンスプログラム
【博士論文研究】
・Ecological study on free-living marine nematode community in the tidal estuarine system
(河口干潟域における線虫群集の生態学的研究) Supaporn Yodnarasri(多田研究室)
【修士論文研究】
・沿岸海域における懸濁態粒子の挙動と化学的組成 和田彩香(多田研究室)
・河川の水質形成に及ぼす水文環境及び土地利用の影響 小笠原貴子(山田研究室)
・リモートセンシングを用いた漁場造成適地選定システムに関する研究 広佐古達也(末永研究室)
【卒業論文研究】
・表層水連続観測から見た瀬戸内海東部海域の環境特性 宇佐見竜也(一見研究室)
・栄養塩供給に伴う現場植物プランクトン群集の増殖 服部智介(一見研究室)
・海産大型藻類アオサ(Ulva sp.)に対するヒドリガモ(Anas penelope)の摂食圧 早川乃梨子(一見研究室)
・干潟域に生息する底生微細藻類の増殖特性について 釜野孝司(多田研究室)
・夜光虫(Noctiluca scintillans)の植物プランクトンサイズに対する餌選択性 竹内明日美(多田研究室)
・沿岸海域における植物プランクトンの増殖特性と現存量の定量化 安森早苗(多田研究室)
・降水量の少ない讃岐山脈における高い硝酸濃度とその要因の解明 森岡隆一(山田研究室)
・数値シミュレーションモデルによる台風発生時の潮位変動に関する研究 橋本太久也(末永研究室)
・備讃瀬戸東部におけるノリ色落ちと水質環境に関する研究 経澤康雄(末永研究室)
■2005 年度 浅海域環境実験実習施設に関わる研究業績
【著書】
多田邦尚:海のトリビア(シップ・アンド・オーシャン財団,海洋政策研究所,日本海洋学会).p14-15,p16-17,p26-27,p48-49,p94-95,日本教育新聞社,東京(2005)
【学術論文】
●Hoshino, T., Suenaga, Y., Yamanaka, M., Nonomura, A., Yasuoka, K., Shiraki, W.: Techniques for the Creating Fishery Grounds Using GIS System. The Annual Conference of the International Association for Mathematical Geology, Proceedings of IAMG'05, GIS and Spatial Analysis, Vol.1, pp.434-439 (2005)
●Hoshino, T., Hirosako, T., Harada, T., Nonomura, A., Suenaga, Y., Yasuoka, K., Shiraki, W.: Research on the Evaluation for the Distribution of Chlorophyll-a using Remote Sensing in the Semi-Enclosed Bay. XXXI International Association of Hydraulic Engineering and Research Congress, Proceedings of XXXI IAHR CONGRESS, pp.1902-1912 (2005)
●松岡聡,吉松定昭,小野哲,一見和彦,藤原宗弘,本田恵二,多田邦尚:備讃瀬戸東部(香川県沿岸)におけるノリ色落ちと水質環境.沿岸海洋研究,43,77-84(2005)
●田中陽二,河原能久,末永慶寛:瀬戸内海のにおける海水流動特性の数値実験.水圏環境工学会論文集,第1巻,第1号,9-14(2005)
●多田邦尚,和田彩香,一見和彦,橋本俊也:海砂利採取船からの高濁度排水中の微粒子の挙動-微粒子の特性と沈降速度-.沿岸海洋研究,44,157-162(2006)
●Suenaga, Y., Miyagawa, M., Hoshino, T., Yamanaka, Yasuoka, K.: Techniques of Creating Fishry Ground Using the Marine Resources Enhancement Structure in and Around the Seto-Inland Sea. Journal of Aquatic Environment Rngineering, 1(1), 15-24 (2005)
【学会講演等】
●多田邦尚,小野哲,一見和彦:低水温期における珪藻群集の増殖と栄養塩消費.2005年度日本海洋学春季大会.
●小野哲,多田邦尚,一見和彦:沿岸海水中の栄養塩Si/N比が植物プランクトン群集に与える影響.2005年度日本海洋学会秋季大会.
●多田邦尚,和田彩香,橋本俊也,一見和彦:海砂利採取船からの高濁度排水中の微粒子.2005年度日本海洋学会秋季大会.
●山田達夫,藤沢節茂,多田邦尚,小野哲,和田彩香,一見和彦:魚類養殖場における餌料からの有機物負荷.2005年度日本海洋学会秋季大会.
●三戸勇吾,山田佳裕,山本敏哉,多田邦尚:知多湾表層水中における高濃度の溶存有機態窒素について, 2005年度秋期海洋学会.
●井桁明丈,山田佳裕,陀安一郎,和田英太郎:水田地帯における小水系の水質形成特性-琵琶湖流域の蛇砂川における例-.第70回日本陸水学会.
●中島沙知,小笠原貴子,山田佳裕:過度に富栄養化したダム湖における酸化還元構造の変化が物質循環に及ぼす影響.第70回日本陸水学会.
●田中拓哉,井桁明丈,山田佳裕,谷内茂雄:地域住民がおこなえる簡易な観測で農業濁水の影響評価はどこまで可能か?-水田地帯における小河川の水質管理に向けた簡易観測の可能性-.第70回日本陸水学会.
●山田佳裕,中島沙知:四国における大気降下物の組成-渓流水中の高い窒素濃度との関連-.第70回日本陸水学会.
●山田佳裕,小笠原貴子,井桁明丈,中島沙知,谷内茂雄:琵琶湖集水域において懸濁物が流入河川に与える影響-主に農業河川に注目して-.第70回日本陸水学会.
●Ichimi, K.:Ecology of benthic microalgae inhabiting on intertidal zone. 4th Asian-Pacific Phycological Forum, Bangkok, Thailand (2005).
●Marut, S., Ichimi, K., Tada, K., Yamada, M., Montani, S.: The effect of high ammonium concentration on phytoplankton growth of coastal water. 4th Asian-Pacific Phycological Forum, Bangkok, Thailand (2005).
●Nattapong, L., Ichimi, K., YAMADA, Y., Shettapong, M., Tada, K.: The elemental compositions of particulate matter in Bangpakong River estuary, Thailand. 4th Asian-Pacific Phycological Forum, Bangkok, Thailand (2005).
●Tada, K.: Red tide outbreak in a heavily eutrophic embayment, Dokai Bay, Japan. 4th Asian-Pacific Phycological Forum, Bangkok, Thailand (2005).
●一見和彦,釜野孝司,多田邦尚:干潟底生微細藻類の増殖特性について.九州大学応用力学研究所,平成17年度共同研究集会「沿岸海域の低次栄養段階をめぐる物質循環」.
●多田邦尚:洞海湾の河口循環流と赤潮形成.九州大学応用力学研究所,平成17年度共同研究集会「沿岸海域の低次栄養段階をめぐる物質循環」.
●和田彩香,多田邦尚,Loasschan Nattapong,一見和彦:沿岸海域における懸濁態無機リン.九州大学応用力学研究所,平成17年度共同研究集会「沿岸海域の低次栄養段階をめぐる物質循環」.
■地域貢献事業
 香川大学生涯学習センターが主催する恒例の「子ども開放プラン」(香川大学調査船体験航海-海の中を覗いてみよう-)の他、下記に挙げました研修・講座を開催しました。
・8月7日 平成17年度香川大学公開講座「子ども開放プラン-海の中をのぞいてみませんか-」
・8月8日 香川県理科教職員研修「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)」文部科学省
  -瀬戸内海を科学的に調査しよう-
・8月24日 ふるさとリーダー養成事業「水と環境コース」:香川県教育委員会(中学2年生対象)
・9月11日 干潟ウォッチング(香川県・エコライフかがわ推進会議)
・11月19日 マレーシア赤潮対策技術専門家協力プロジェクトに伴う研修
  「香川大学農学部附属浅海域環境実験実習施設における赤潮関連調査研究」
子ども開放プランの一コマ
子ども開放プランの一コマ
■附属浅海域環境実験実習施設セミナー
5月27日
「The impact of biodiversity changes in coastal marine benthic ecosystem」
「The marine protected area of Sinis Peninsula . Mal di Ventre Island」
Dr. Paolo Magni
IMC . International Marine Centre, Italy
3月17日
「有明海生態系の異変とそのメカニズム」
堤 裕昭 教授
熊本県立大学 環境共生学部
■インタラクティブコーナー
皆様と自然科学の研究者とで創るコーナーです。
皆様がこの通信の中で興味を持たれたこと、また疑問に思われたこと、身近な自然の中で不思議に感じられたことがありましたらどしどしお便りください。このコーナーで取り上げさせていただいて、読者の方々の自然に関する興味や知識を深めることが出来たらと思っています。特に投稿規程はありません。お便りお待ちしています。
投稿先:〒761-0130 香川県木田郡庵治町鎌野4511-15 
香川大学農学部附属浅海域環境実験実習施設 一見 和彦 宛
電子メール:ichimi@ag.kagawa-u.ac.jp 施設ホームページ http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/senkai/index.html
編集:浅海域環境実験実習施設利用者グループ
調査船「カラヌスIII」
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