瀬戸内圏研究センター
Seto Inland Sea Regional Research Center
高松第一高校スーパー・サイエンス・ハイスクールの海洋実習を庵治マリンステーションで実施
令和元年9月17日 於:香川大学庵治マリンステーション
9月17日に庵治マリンステーションで高松第一高校(一高)スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)の海洋実習を実施しました(生徒38名,教員5名)。毎年、瀬戸内圏研究センターでは、一高の特別理科コース1年生のSSHの実習を担当しています。例年、海洋観測体験と顕微鏡によるプランクトン観察をしています。特に今年は、これらに加え、比較的砂地の底泥からナメクジウオを観察することができました。
ナメクジウオは見ること自体難しい希少動物です。ナメクジウオは背骨がない無脊椎動物ですが、脊椎動物の個体発生の初期にだけ出てくる脊索を終生もち、脊椎動物の祖先に似ていると考えられています。脊椎動物の起源と進化を調べるために研究上重要な位置にある動物とされています。
過去には日本各地でナメクジウオが生息していましたが、環境の悪化とともに近年では個体数と生息地が激減しています。瀬戸内海がナメクジウオを沢山みられるような清浄な環境になることを願っています。
観測点に移動中!
植物プランクトンネット採集
海底泥の中の生物観察
船の上で動物プランクトンを観察
ナメクジウオ
マリンステーションで顕微鏡観察
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