新川・春日川河口干潟域において「12時間連続観測」を実施しました。

平成22年7月6日 火曜日 於:新川・春日川河口干潟域
 瀬戸内圏研究センター庵治マリンステーションは、平成22年7月6日、高松市郊外の新川・春日川河口干潟で終日観測を実施しました。
 今回の調査は、干潮-満潮を含めた一潮汐の間に、干潟とその沖合で生物の栄養となる窒素やリンがどのように動くのかを調査し、沿岸海域における干潟の役割を明らかにしようとするものです。

 観測当日は、干潟の沖合に停泊させた香川大学の調査船「カラヌスⅢ」を母船として、同小型調査船の「ノープリウスⅡ」で干潟から沖合までの縦断面を1時間ごとに12時間連続で調査しました。ノープリウスⅡで採取した海水等のサンプルは、カラヌスⅢの船上実験室で、ろ過等の様々な処理を行います。

 得られた試料の分析はこれからですが、この観測結果は、近く学会等で発表していく予定です。
ノープリウスⅡと学生たち(後方はカラヌスⅢ)
ノープリウスⅡと学生たち(後方はカラヌスⅢ)
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