仕事を続けていくために

“子どもは社会が育てていく”
”安心して介護ができる社会”
“女性の力が社会や経済を活性化するウーマノミクス”

 少子高齢化が社会問題になっているいま、こうした考え方が求められています。
 男女ともに働く社会になって久しいですが、その現実を支えるには、出産・育児・介護の支援システムが十分とはいえません。
 個人がその負担の多くを背負う。
残念ながら、いまのところ、社会システムとしてまだ改善すべき問題が山積しています。

 大学とは、研究と教育のみならず、組織としても社会の流れを先導すると思われているかもしれません。
 その意味で、大学の支援システム機能への期待は大きいです。

 女性と男性が家庭も職場も共同で支えていけるようなシステムを、大学全体が築き上げていく必要があります。

 しかしその一方で、組織とは、構成員一人一人の存在で成り立つものです。
 出産のために誰かが休むことになったら、突然家族が倒れて、誰かが介護のためにいなくなったら、その空白を組織の誰かが埋めなければなりません。
 そのために、空白をつくる方もつくられる方も、負担を感じてしまいます。その気負いを解消する方法は、簡単には見つかりません。
 試行錯誤を繰り返し、時間をかけて、少しずつ理想的な形に近づけていきましょう。

 香川大学には“子どもを育てる”“少しでも安心してできる介護”のために、どのような支援システムができているのでしょうか。
 出産・育児支援システムや男女共同参画そのものが、女性だけに関わるものだと思っている男性教職員も少なくないのではないでしょうか?
 ワーク・ライフ・バランスや男女共同参画の事業に女性教職員だけが参加しているようでは、本当の意味での「共同参画」にはなりません。

 男女問わず、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を維持できるようにするためには、組織的支援が不可欠です。

 社会が子どもを育てて行くシステム。社会に守られる介護支援システム。女性の力が社会や経済を活性化するウーマノミクス。

 そろそろ理想ではなく、現実のものにしていきませんか。