香川大学概要2013-2014
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本施設は、四国北端の庵治半島先端に位置し、自然の砂浜や岩礁帯といった自然環境に恵まれています。施設には、調査船「カラヌスⅢ」(19t)および「ノープリウスⅡ」(1.1t)が配備される他、研究用機器として各種海洋観測機器及び栄養塩、全窒素・リンなどの自動分析装置が備えられ、香川大学の海に関する教育・研究の前線基地となっています。本施設では瀬戸内海の環境問題、特に沿岸域の栄養環境と生物生産性、養殖漁場の海域環境、干潟を含めた浅海域の生態環境について調査・研究を行っています。教育学部附属教育実践総合センター 教育学部附属教育実践総合センターは、学校教育にかかわる様々な実践的・臨床的な課題について、教育学部と附属学校園が香川県の教育関係機関と連携・共同して研究し、その成果を学校教育現場での実践に還元することにより、指導力のある教員の養成や研修に役立てていくことを目的として活動しています。 本センターは教育実践研究部門と教育臨床研究部門から構成されており、関連する様々な教育研究を展開すると同時に、いじめや不登校などの教育臨床的な諸問題への対策やICT(Information and Communication Technology)を活用した教育の情報化、総合的な学習に代表される教育課程の編成といった教育現場での課題について研修・相談活動を行うなど、現場で活躍する教員とこれから教員を目指す学生の支援を行っています。農学部附属農場 附属農場は学生への農場実習教育と教職員の研究そして経営の3相を持っています。当農場は昭和33年に設置されたのち幾多の変遷を経て、現在は作物栽培、畜産、果樹及び蔬菜花卉の4部からなっています。 総面積(約17ha)の大部分を占める傾斜地では、その特性を生かした家畜飼養、茶樹及び果樹栽培を、また、平地では施設利用の園芸作物栽培と水稲栽培を行い、実習教育に加え大学院生を含む学生の専攻指導もしており、実験室的なものから近年重要性を増しているフィールドサイエンスまでの多様な研究を行っています。瀬戸内圏研究センター 庵治マリンステーション33KAGAWA UNIVERSITY施 設

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