香川大学概要2013-2014
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瀬戸内圏研究センターは、瀬戸内圏の諸課題を解決するべく調査・研究を行い、その成果を地域社会に還元させ、地域の活性化を図るとともに、地域の財産である瀬戸内圏が育んできたその風土や豊かな環境を保全・継承させることを目的として、平成21年3月1日付けで設置されました。本センターは、瀬戸内圏に関する「知の総合拠点」となることを目指し、(1)瀬戸内圏研究の推進(2)瀬戸内圏研究に関する情報の収集及び発信(3)瀬戸内圏研究に関する研究成果の公開などを行っています。希少糖研究センター 希少糖研究センターは、生産方法、生理機能、用途などの研究がほとんど進んでいない「希少糖」に関する独自の研究を発展させるとともに、外部機関等との共同研究を推進することにより、地域の科学技術の発展と産業の振興に寄与し、希少糖に関する情報の収集・発信及び教育研究の充実に資するため、平成15年10月の旧香川大学と旧香川医科大学の統合時に省令施設として設置されました。生産と機能解析で世界の希少糖研究をリードする研究センターとなっています。 地域における産学官の連携した研究を実施し、国際希少糖学会と連携することで希少糖に関する情報を世界に発信・受信すると同時に国際共同研究を積極的に進めています。また、応用面では、希少糖を用いた食品や医薬品、農薬の開発が進んでいます。微細構造デバイス統合研究センター 微細構造デバイス統合研究センターは、平成17年4月に設置されました。本センターは、工学部がこれまで取り組んできた「マイクロ・ナノマシン技術」をベースに、これらを統合化することによって、今後、成長が期待されていますが、IT、バイオ分野を中心としたデバイスの開発を目指しています。 本技術内容としては、チタン合金という強靱な材料とその加工などを応用した超精密金型・成型技術や、光を用いてパターンを形成することによりシリコンを深く加工する技術などの超微細加工技術があります。 農学部や医学部等との学内連携はもとより、他大学や各種研究機関との共同研究などを通じ、これらの複合した領域におけるバイオメカ等の新しい研究を展開して、新たな学際的研究分野を切り拓いていきます。また、産学連携についても積極的に取り組み、要望されるものを実現するという立場で、特に地元企業を中心に技術移転や実用化開発に向けた支援を行い、地域の産業振興に貢献します。さらに、人材育成の場も提供し、学生を研究活動に参画させて先端分野における研究やモノづくりを体験させることで、世界に通用する人材の輩出を行います。瀬戸内圏研究センター29KAGAWA UNIVERSITY施 設

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