香川大学概要2013-2014
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教育学部附属学校園 教育学部には、附属学校園が高松と坂出の両市にそれぞれあり、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校(坂出)のすべての校種が揃っています。 高松地区においては、学校種に基盤を置いた新教科の開発等、先導的・先進的教育実践研究を推進し、「総合的学習の時間」などの新設に貢献してきました。一方の坂出地区では、幼・小・中・特別支援の4校が合同運動会や共同研究を行うなど、全国に先駆けた積極的な連携を進めており、その成果が注目を集めています。 特別支援学校は小学部・中学部・高等部があります。小学部から高等部までの12年間にわたる個に応じたきめ細やかな一貫教育を行い、知的障がい児や生徒の自立や社会参加に向けて、支援等の先進的な取り組みをしております。また、附属坂出中学校の隣接地には特別支援教室「すばる」の施設があります。学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)等の特別な教育的ニーズのある県内の幼児、小・中学生に対し、治療的教育に焦点化した先導的な実践研究に取り組んでいます。6つの附属学校園と特別支援教室附属高松小学校本校は、平成25年度より4年間、文部科学省研究開発学校に指定され、「分かち合い、共に未来を創造する子どもの育成」をテーマに研究に取り組んでいます。5月2日には、1~6年生のたてわりクラスごとに工夫を凝らした1年生を迎える会を行いました。附属坂出小学校毎年11月に行う「附小フェスタ」は、学級の児童、保護者、担任が共に活動する参加体験型のイベントです。総合的な学習にかかわる内容で、写真は5年生のうどん作りです。様々な地域のうどんを作り、味わいました。附属高松中学校総合的な学習の時間に実施する「未来志向科」を中心とした新しい教育課程の構築を目指しています。未来志向科を生かした教科学習の充実とともに、生徒を中心に据え、一人の学習者をどのように育成するのかについて研究をすすめています。附属特別支援学校地域のセンター的役割として、育ちに遅れやかたよりのみられる子どもとその保護者等を対象に「やまもも教室」を実施しています。養育や保育、支援の仕方を共に考え、子どもの自立を支援していくことを目的として、月1回開催しています。附属坂出中学校様々なことに関心をもち、自ら課題を見つけ、解決に向けて考え続ける「自立した学習者」の育成を目指しています。総合学習には、教科での習得・活用と総合での探究とをつなぐ「シャトル」、異学年グループで自由な探究活動を行う「CAN」があります。特別支援教室「すばる」保育所・幼稚園・小学校・中学校の通常の学級に在籍する特別な教育的ニーズのある子どもを対象に、教科学習および社会性育成等について個別指導を実施します。また、その保護者や担任を対象に教育相談を行います。附属幼稚園7月に「夕涼み会」を全園児と保護者で行います。年長児は考えを出し合って、小さい人たちも楽しめるような出し物を企画します。平成24年度は、迷路を作り、途中で魚釣りやくじ引きも楽しめるお店を催してくれました。毎年、笑顔と充実感あふれる行事となっています。20KAGAWA UNIVERSITY施 設

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