香川大学概要2013-2014
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100年の伝統を踏まえ、食と生命の未来を拓く農学部/農学研究科 農学部は「応用生物科学科」1学科制で、生物生産の現場や生物科学産業などで活躍できる有為な人材を育成します。学部学生は生物資源の生産と利用に関する共通的な基礎知識と技能を身につけるとともに、2年後期から「応用生命科学」、「生物生産科学」、「環境科学」、「生物資源機能化学」、「食品科学」の5コースに分属し、各専門分野を体系的に学び、3年後期から卒業論文に取り組んでいます。 農学研究科(修士課程)は、「生物資源生産学専攻」、「生物資源利用学専攻」と医学部教員も含めた産学官連携方式による新規の「希少糖科学専攻」の3専攻からなります。本研究科では、生物科学を基礎に、生物資源の生産と利用に関する高度な専門的知識と能力をそなえた高度専門職業人の養成を行っています。また、愛媛大学大学院連合農学研究科(博士課程)の構成大学として、生物資源の生産と利用に関する諸科学について高度の専門的能力をもった研究者の養成をしています。■生物資源生産学専攻■生物資源利用学専攻■希少糖科学専攻■生物資源生産学専攻■生物資源利用学専攻■希少糖科学専攻大学院農学研究科(修士課程)・愛媛大学大学院連合農学研究科(博士課程)応用生命科学コース生物生産科学コース環境科学コース 近年の生命科学やバイオテクノロジーのめざましい発展により、生命現象や生物が作る物質の特性や機能を分子レベルで解明して利用することが可能になってきました。応用生命科学コースでは、微生物から高等動植物までの様々な生命活動を分子・遺伝子レベルで明らかにする生命科学の基礎から、その成果を有用生物の開発や生物資源の有効利用へと役立てるための応用技術まで幅広く学ぶことができます。 21世紀の豊かな社会の発展に求められる安全で安定的な食料供給と、生活に潤いをもたらす園芸資源の生産開発をめざして、遺伝子資源の評価と品種改良、生産技術や生産物の流通システムなどを、フィールドからバイオまで体系的かつ実践的に学びます。基礎から応用までの理論を体系的に学習し、連携した実験やフィールド実習を通して自ら検証できるユニークな教育体制を有しています。 生物と環境の相互作用や環境中の物質循環について学びます。とくに里海と里山を主な対象として、フィールドおよび実験室・実験圃場で化学的・生物学的手法をはじめとする様々な分野の手法と理論を活用し調査解析に取り組みます。そして、環境や生物の利用・管理および保全に実践的に取り組む力を身につけます。生物資源機能化学コース食品科学コース 生体の様々な機能を物質レベルで理解し、多様な生物資源の効率的な利用法の開発に必要とされる基盤的知識の習得を目標とします。特に、有用な機能を持つ生物由来の化学物質の探索法、それらの生成・作用メカニズムや分子構造を解明するための化学的手法、さらに再生可能資源としてのバイオマスの高度利用法について重点的に学びます。 食品の持つ人間に対する種々の生体調節機能などを化学的に理解し、①食品の機能性 ②安全性 ③嗜好性・加工特性 について学びます。講義と実験(学外の工場又は研究所見学なども含む)を組み合わせ、基礎から応用、そして実践的内容のカリキュラムで、嗜好性や機能性を持つ様々な食品を開発できる人材の育成を行っています。18KAGAWA UNIVERSITY学部・研究科

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