香川大学概要2013-2014
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工学部/工学研究科 工学はこれまで人類に多大な繁栄をもたらしてきましたが、他方で環境汚染、資源枯渇などの問題を引き起こしてきました。このような問題に対処していくためには、従来の効率優先の単眼的視点から離れて、人間、社会、人工物、自然という工学の対象を多角的視点から正しく理解し、新しい科学技術を自ら創造していく工学技術者の養成と新たな工学研究の構築が必要不可欠です。 現代社会の進歩はめざましいものがあり、その発展を支える1つの大きな柱が科学・技術であり工学です。絶え間なく進展する社会の複雑化、情報化、グローバル化のために、最近の工学に課せられる課題は特定分野の専門的知見を駆使するだけでは解決することがむずかしくなってきています。そのため、専門知識とともに広い視野と学際的視点を基に行動できる技術者を養成することが、大学院教育に求められています。大学院工学研究科(博士課程)■安全システム建設工学専攻■信頼性情報システム工学専攻■知能機械システム工学専攻■材料創造工学専攻■安全システム建設工学専攻■信頼性情報システム工学専攻■知能機械システム工学専攻■材料創造工学専攻次の時代を創る技術・知識をここから発信 本学科は、「自然環境マネジメント分野」、「建築・住環境デザイン分野」の2つの分野で構成されています。建設工学に関する基礎的技術に加え、自然と共生する安全で豊かな住環境を構成・構築し、安全安心、生活文化、空間快適性などの質的価値の高い住空間および都市・田園空間を創出、再生できる技術者の育成を目指した教育を行います。安全システム建設工学科■自然環境マネジメント分野■建築・住環境デザイン分野 本学科では、情報通信システムに関する技術を学習します。学科の伝統である信頼性工学や感性工学の知識を生かし、使いやすい情報機器やシステム、大規模情報ネットワークシステムにおける信頼性やセキュリティについて開発する人材を育成します。学習の重点によって、2年次秋に情報環境コースと電子情報通信コースに分かれます。電子・情報工学科■情報環境コース■電子情報通信コース 本学科では、まず機械工学の基礎として解析力、力学、制御、設計・製図を身に付け、その上で電気電子、情報といった機械を知能化する分野を学びます。研究室は微細機械から宇宙まで広範囲な分野があり、卒業研究や大学院の研究でそれらのひとつに取り組み、高度な技術者として成長できます。知能機械システム工学科■人間支援ロボティクス分野■バイオメディカル エンジニアリング分野 情報通信機器の発展、輸送機械の進化、医療の根幹を変えるナノテクノロジーなど、新機能材料の創造は常に先端技術を牽引しています。本学科では、従来、材料系、電気系、化学系、生物系、物理系などで分けて学んでいた分野を有機的・学際的に統合し「環境材料化学」、「機械材料科学」、「光・電子材料科学」の三分野にまとめ、視野の広い新しい視点での教育実践を行います。材料創造工学科■環境材料化学分野■機械材料科学分野■光・電子材料科学分野17KAGAWA UNIVERSITY学部・研究科

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