2013年02月05日  研究

農研機構のイノベーション創出基礎的研究推進事業(事業化促進型)に採択されました

安全システム建設工学科末永慶寛教授らのグループの研究課題「魚類廃棄物の再資源化による震災域水産資源生産力向上技術に関する研究」が、農研機構(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構)のイノベーション創出基礎的研究推進事業(事業化促進型)に、採択されました。

採択課題紹介(農研機構ホームページ)
http://www.naro.affrc.go.jp/brain/inv_up/theme/2012/043079.html

震災域の海域環境の悪化や水産資源生産力の低下は、極めて深刻な問題となっています。今回の研究開発は、香川大学工学部を中心にした産学官の研究グループを組織し、魚類廃棄物から環境改善機能や鉄筋コンクリートの塩害を抑制する機能を持つ天然無機素材や栄養補給材をを造り出すことによって、これまでにない魚類廃棄物の再資源化を実現します。本研究の成果は、震災域における新たな雇用の機会を生み出し、高度循環型社会の形成に資するものです。研究チーム代表の末永教授は、「香川大学発のテクノロジーが震災復興に役立つものにすべく、メンバー一丸となって頑張っていきます」と意気込みを語りました。