知能機械システム工学専攻1年 浦木智央

インターンシップ期間:4ヶ月
インターンシップ受入れ協定校:フランシュ・コンテ大学(フランス)
インターンシップ先:FEMTO-ST

私は2009年9月から2010年1月までの間、フランシュ・コンテ大学のFEMTO-ST研究所という所で医用光計測技術の研究を行いました。まず、この研究所はフランスのブザンソンという町にあります。この町は、昔から時計産業で有名な町であり、現在もその技術を受け継いだ形で精密機械工業の研究などが盛んに行われています。私はそこでOCTという医用光計測技術について研究を行いました。

私は日本の研究室においても医用光計測技術について学んでいましたが、フランシュ・コンテ大学という非常に歴史のある大学で、世界中から集まった研究者の方たちと一緒に議論する事を通し、新しい刺激をたくさん受ける事が出来ました。新しく知った事もたくさんありましたが、変わらない事もありました。例えば光の振る舞いや、フーリエ変換の概念など日本にいてもフランスに行っても変わる事はありません。当たり前と言えば、もちろん当たり前の事なのですが、場所や文化が違っても研究者は皆同じモノを見て、研究をしているんだという事に私は喜びと驚きを感じました。

生活面では、住まいとして、私は学生寮を提供していただきました。その寮には、フランス人はもちろん、世界からやって来ている留学生が住んでいました。皆、気さくに話しかけてくれたので、英語があまり上手でなかった私にもたくさんの友人が出来、世界の国々の文化などを知る事が出来ました。特に握手という文化が、私は好きになりました。海外では、人に会えば握手、別れる時も握手という具合に人とのスキンシップを大切にしています。この握手という文化のおかげで、私もすぐに人と仲良くなれたのだと思います。

私はこの国際インターンシップという制度を通して、自分の専門分野、文化共にとても良い勉強をさせて頂きました。学生の間にこのような貴重な体験をさせて頂けた事をありがたく思います。今後も、国際インターンシップ制度が継続され、より多くの後輩たちがこの素晴らしい制度にチャレンジできる事を願っています。
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