江島教授研究グループ、NEDOコンソーシアム立ち上げ (2001.11.09)

~江島教授研究グループ、NEDOコンソーシアム立ち上げ~

 江島教授研究グループは、経済産業省NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の『即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業』に採択された。本事業の概要は以下の通り。
・支援:経済産業省NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
・名称:『即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業』
・研究テーマ:『光通信波長多重用ファイバー型デバイスの開発』
・期間:2001年4月- 2002年3月(1年間)
・研究費:9190万円
・内容:『大容量高密度光通信の波長多重(WDM)システムのキーデバイス、とくには、光ファイバー型のファイバーブラッググレーティングをベースにした、狭帯域 透過型フィルターを開発し、その製品化および商品化を推進し、事業化を狙う。』
・研究総括責任者: 江島正毅(香川大学工学部)
・研究参加機関 :香川大学 工学部、伸興電線(株)、(株)KDDファイバラボ、香川県産業技術センター、(有)杉鉄工、高松高専
・アドバイザー :香川大学 地域共同開発センター、四国工業技術研究所、信越化学工業(株)
 NEDOの支援による地域コンソーシアムは、地域に新しく事業を掘り起こそうという趣旨で、しかも一年間という短期間で事業の立ち上げを狙うもの。江島教授が提案した研究テーマ『光通信波長多重用ファイバー型デバイスの開発』は、全国から予備審査の後、152件が選ばれ、最終的に26件という高い競争率の中で採択された。
 研究は、『大容量高密度光通信の波長多重(WDM)システムのキーデバイス、とくには、光ファイバー型のファイバーブラッググレーティングをベースにした、狭帯域 透過型フィルターを開発し、その製品化および商品化を推進し、事業化を狙う。』という内容。
 江島教授は、志度町の伸興電線、関東のKDDファイバーラボ、香川県産業技術センター等と共同でこのテーマを提案し、工学部プロジェクトスペースに実験室を置き、現在、実験を進めている。伸興電線においては、この研究開発を将来のビジネス展開に結びつけようと、社内に研究所を建設するための具体的な検討に入っている。企業のこの意気込みを育て上げた産学共同のこの研究プロジェクトは、経済産業省の本来の趣旨に充分に合致しており、今後の展開が期待される。

 

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