電子・情報工学科

教育理念

本学科では、情報通信技術に加え、信頼性、セキュリティ、倫理にも重点をおいた教育を行い、人に優しく安全で信頼性の高い情報通信システムを構想し開発する人材を養成する。

学習到達目標(ディプロマポリシー)

[学科共通] (A)~(F)
 
倫理観・社会的責任
(A)技術者が社会において果たす役割について説明できる。

自然科学の基礎知識
(B)工学部の学生に必要な数理的基礎能力を修得する。情報環境コースでは、命題論理、集合論、確率統計と、微積分または線形代数の基礎的な事項を説明できる。電子情報通信コースでは、微積分、確率統計およびフーリエ解析の基礎的な事項を説明できる。

言語運用能力
(C)英文の読解、および英語による口頭コミュニケーションが少なくともできる程度の国際的コミュニケーション能力を身につける。

問題解決・課題探求能力
(D)講義で学んだ内容を、与えられた課題を通じて実践的に理解する。課題の解決方法を示し、また解決方法を評価することや実際に問題を解決することができる。

倫理観・社会的責任
(E)幅広い国際的な視野を持ち、技術が及ぼす影響について公衆の健康・安全、文化、経済、産業、環境、福祉、倫理、社会等の諸問題を踏まえた多面的な議論ができるようにする。

問題解決・課題探求能力
(F)身に付けた知識をもとにチームで計画的に調査、問題分析、コミュニケーション等の活動を行って課題を解決し、その成果をまとめるとともに、わかりやすく発表できる能力を身につける。


[情報環境コース] (G)~(I)
 
工学的基礎知識および電子・情報工学の実践力
(G) 情報技術者の基礎的能力を身につける。下記(G-1)~(G-8) をすべて満たすこと。

(G-1) パーソナルコンピュータ等の情報機器を用いて、情報の編集と基礎的なプログラミングが行える。
(G-2) 計算機の動作する仕組みと計算機の基本的な構成について説明できる。
(G-3) 情報理論の基礎を修得し、情報量や符号化等の基礎概念について説明できる。
(G-4) インターネットで通信できる仕組みや、インターネットを利用した情報サービス環境の技術的基礎について説明できる。
(G-5) データ構造とアルゴリズムの基本的な要素について説明できる。
(G-6) オペレーティング・システムの基本的な概念について説明できる。
(G-7) ソフトウェア開発における各工程での基本的な概念を説明し、実際の課題に応用することができる。
(G-8) 情報技術者の法的・社会的責任と情報セキュリティに関する責任について説明できる。

(H) 機器・システムの信頼性の基本量(信頼度、故障時間密度、故障率など)が理解でき、簡単な情報・通信システムの信頼性解析法について説明できる。

(I) 社会に貢献する信頼できる情報システムの構築に必要な専門的知識、能力を高める。


[電子情報通信コース] (J)~(K)
 
工学的基礎知識および電子・情報工学の実践力
(J) 電子情報通信技術者の基礎的能力を身につける。下記(J-1)~(J-5)をすべて満たすこと。

(J-1) パーソナルコンピュータ等の情報機器を用いて、基礎的なプログラミングが行える。
(J-2) 電磁気現象の基本法則を理解し、電磁界の基礎的な振る舞いを説明できる。
(J-3) 直流・交流電気回路について定式化を行い、基本的な現象を説明できる。
(J-4) 半導体の概念、基本的な電子回路の動作を説明できる。
(J-5) 通信工学の基本的な事項について説明できる。
      
(K) 電子情報通信技術者として必要な専門知識を身につけてそれを応用できる。

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