
香川大学医学部は、1980年に香川医科大学として開学し、1996年には看護学科が開設された後、2003年10月に香川大学と統合した全国でも新しい医学部の1つです。
医学は生命科学の中心的分野の一つです。医学部における研究は、生命の謎を解き明かし、その結果知り得た生命の営みの原理に基づき、病気の起こるメカニズムを解明、新たな診断法や治療法の開発につなげることにあります。香川大学医学部では、学部全体の共同研究を活発に行い、幾つかの学際的領域で、ガレクチン研究、希少糖研究などの先端的応用研究を展開し、注目すべき成果を上げつつあります。また、最先端の情報技術を生かした情報科学・医療情報の教育、通信・放送機構による列島縦断ギガビットネットワーク(JGN)を用いた研究は、附属病院の遠隔診断システムや医療ネットワークと共に情報化の時代の先端に立っています。
医療の原点は「人を愛する」ことにあります。それ故、医療に携わる者には、知性のみならず感性豊かな人間性や人間に対する共感、進んで病める人々に接して病める者を救おう、人々の健康を増進しようという強い意志と情熱が必要です。我々の置かれている社会の現状を見る時、医学、医療の急速な進歩が人類に大きな恩恵を与えている反面、少子・高齢化、感染症、医の倫理、生命倫理に関わる問題、環境汚染などの課題も山積しています。これらの諸問題を認識し、時代の要請に応える医療人を育成するために、医学科、看護学科の教育では、人間尊重の精神・教養・倫理感の涵養と、全人的・包括的医療を重視しています。この教育方針は、いわゆる21世紀COE(教育版)に採択され、全国から高く評価されています。
医療情報の国際化と共に、香川大学医学部では医療人の国際交流も大きな目標と捉えており、カナダのカルガリ大学、英国のニューキャッスル・アポン・タイン大学への学生派遣、中国の河北医科大学、中国医科大学、ブルネイ王国のブルネイ・ダルサラーム大学との国際交流を積極的に進めています。
香川大学医学部では、若々しく活力に富み、自由な校風のもとで、自ら医学、医療の発展を担おうという意欲に満ちた大学をめざします。