日時:6月6日(月)15:00~16:30
場所:工学部キャンパス3301講義室(高松市林町2217-20)
対象:香川大学生(教職員、学外の希望者も参加可)
※当日参加可

講義名・テーマ チームワークの化学-分子の自己組織化とフォトン・アップコンバージョン-
講義内容 生命の最小単位である細胞は、様々な生体分子やタンパク質がひとりでに集まって秩序ある組織構造を創り上げています。このような分子の自発的な集合現象は”自己組織化”と呼ばれます。例えば植物の光合成においては、弱い太陽光を捕集して有効に利用するために、分子の自己組織化が高度に利用されています。このような分子の自己組織化現象を利用すれば、各々の分子では実現できないチームワークを生み出すことが可能となります。私たちは生命系における分子組織化に学び、低エネルギーの光を高エネルギー光に変換する自己組織化フォトン・アップコンバージョン技術を開発しました。このフォトン・アップコンバージョン技術は、将来的には光触媒や太陽電池など、太陽光の利用効率を高める技術として大きく期待されています。セミナーでは、分子の自己組織化をどのようにしてフォトン・アップコンバージョンに結びつけたかについて紹介し、異分野を学ぶことの意義についても考えたいと思います。
講師 君塚 信夫(九州大学大学院工学研究院応用化学部門 主幹教授)


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