香川大学

センター長ご挨拶
社会連携・知的財産センターについてご挨拶
 香川大学では、地域に根ざした産学官連携活動を含む社会貢献活動を、教育および研究と並ぶ重要な使命と位置づけています。この社会貢献活動は大きく二つに分けられます。一つは、地域に根ざした共同研究を推進し、その成果を知的財産として結実させるとともに、それらの知的財産をもとにした、新たな展開、新たなイノベーションの創出を目指す、どちらかというと、産学連携の色が濃い活動です。もう一つは、知的財産など産業に関することにはすぐには結びつかないですが、地域の行政機関などと連携して地域の問題を解決することに役立つ、どちらかというと社会貢献の色が濃い活動です。当センターはこれまで前者の活動を主に行っていました。その成果として得られた共同研究や受託研究の成果あるいは知的財産の件数をp.11〜21に示しています。この中には単に外部の企業と大学内の研究者の橋渡しになっただけでなく、センターに所属のコーディネータが積極的に活動して新たな連携を創出した成果も多く得られています。
 最近は、これらの産学連携活動にとどまらず、後者の社会貢献の色が濃い活動にも力を入れています。
 例えば、香川県の人口比の万引き認知件数が7年連続全国ワースト1であった背景から、香川県警から当センターに対策の依頼があり、センターがつなぎ役となって香川大学内に万引き防止対策チームが発足しました。メンバーは教育、経済、工学と幅広い分野で構成されており、店舗用防犯パンフレット、万引き防止啓発DVD、教材の開発等と万引き防止対策協議会の設置等の対策を講じました。その結果万引き認知件数は平成22年度全国ワースト2、平成23年度全国ワースト4と低下し、着実に効果が現れ、香川県内だけでなく、各省庁等からも高い評価を頂いております。
 その他、自殺予防対策プロジェクト、大学ワインブランド研究会等、学部を越えた連携、いわゆる文理融合型研究プロジェクトの立ち上げから運営管理、情報発信までを我々のセンターではトータルにサポートしています。
 さらに、香川県下の産・学・官が一体となり健康関連分野での産業創出を目指した「かがわ健康関連製品開発地域構想」では、香川大学の医学部、工学部の技術シーズを地域に還元するために本センターがハブ的な役割を果たし、平成23年度から動き出しました。
 このような活動をより推進するために、本センターでは従来から、 1)顧客へのワンストップサービスの励行、 2)顧客とのウイン・ウインの関係の創造、及び 3)サービスイノベーションの持続的展開という三つの方針を掲げています。
 1)の顧客へのワンストップサービスの励行では、香川大学にどんな知的財産があるのか、香川大学と共同研究したいがどうすればよいのか、相談したいことが有る場合にどこの学部に問い合わせればいいのかなど、研究や知的財産に関わることは私たちのセンターが一手に引き受け、こちらに来て頂ければ必要な情報はすべてわかり、またその後の手続きもスムーズに行うように努めています。
 2)のウイン・ウインは、どっちにとっても有利なという意味です。研究の成果や知的財産の取り扱いなど、様々な事柄において顧客と大学のどちらにとっても満足のいくような関係を創造していこうというものです。
 このように当センターは顧客へのサービスを円滑に行うために日々活動していますが、現状のシステムに甘んじることなく、それを向上させるため、常に内容を点検し、刷新を持続的に繰り返してよりよいものにしていこうと常に努力しています。これがサービスイノベーションの持続的展開です。
 そして当センターでは、以上のことを着実に進めるため、産学官連携推進機構のもとで担当理事と直結し全学的な活動を円滑に展開しています。私どもの活動に対して、産業界をはじめ地域社会の皆様、学内の教職員の皆様のご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
                                                社会連携・知的財産センター長
合谷 祥一

 

お問い合わせ先
社会連携・知的財産センター
〒761-0396 香川県高松市林町2217-20
TEL:(087)864−2522(代表)/FAX:(087)864−2549
E-mail:ccip<at>eng.kagawa-u.ac.jp
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