- 農学部
- 地域マネジメント研究科
- 工学部
R-1ブランド研究会
農商工連携懇談会から生まれたプロジェクト
香川大学の知的財産シーズである「香大農R-1」ブドウ品種の地域ブランドとしての活用戦略を策定します。学内外の専門家・ 協力者が新規製品の企画開発とそのブランド化戦略を検討しました。発売から累計約一万本に達したオリジナルワインの第二期のブランド製品開発や販売戦略、「香大農R-1」ブドウを原料とする新規の加工製品の企画・開発を、地域企業等との連携のもとに進展させます。
1) 「香大農R-1」ブドウを活用した新規加工製品の企画開発研究
- 「香大農R-1」ブドウの特徴の把握と、それを生かす製品の企画開発
- 「香大農R-1」ブドウは、他品種に比べ、アントシアニンやポリフェノールを多く含み、色合いも濃い特徴があります。この特徴を、ジャムやジュース、菓子など様々な製品に活かし、付加価値の高い製品の企画開発戦略を展開します。
- 製品企画、試作並びに評価
- 「香大農R-1」を原料にジャム、ジュース、着色料、菓子類など、ワイン以外の新製品の企画開発を行っています。
- 消費者の親しみと信頼を得るための、ブランド戦略の検討
- 「香大農R-1」ブドウを使用する全製品に冠する、新たなブランドを命名。ロゴを含め商標登録を目指しています。
- 各種製品に適した原料ブドウの生産と品質評価
- ャムやジュース、菓子類の製品に適したブドウ原料の生産方式とその品質評価を行いました。
2) 香川大学ワインのブランド研究
- ブランド力確立を決定する諸要因の分析と戦略検討
- 専門家や一般消費者の意見をもとに、現在の製品の位置付けについて再評価を行い、原料ブドウの特性 (味わい, 健康成分) を活かした新たなワイン製品の企画開発を検討します。
- 販路開拓の検討
- 新規販路について企画し、フィージビリティテストを行います。
- ブドウ・ワインの品質、生産性改善計画の検討
- ワイン品質を決定づけるブドウの品質安定化に向けた栽培マニュアルを作成します。
研究分野: 農学 (農学一般, 植物栽培, 園芸学, 作物生産, 農業土木, 農芸化学) 果樹園芸学, 研究キーワード: 野生ブドウ, 遺伝資源, 植物生長調節物質
農学部 応用生物科学科 生物資源生産学、果実の事典、朝倉書店、2008、熱帯農業事典 (共著)、養賢堂、2003、農業技術大系 果樹編 第4巻オウトウ追録17号 (共著)、農山漁村文化協会、2002、最新果樹園芸学 (共著)、朝倉書店、2002、バイオが開く人類の夢 (共著)、法律文化社、1996
香川大学大学院地域マネジメント研究科長
楽しいメンバーとともに、四国のすばらしい大学・高専の技術を社会に還元できるよう、がんばっていきたいと思います。ご協力よろしくお願いします。
四国酒蔵巡り企画委員会事務局長・株式会社久本酒店 代表取締役社長 「この一球は絶対無二の一球なり」
今年のデラウエアは、梅雨後半の長雨の影響で、例年より10日ほど収穫が遅れたものの、7月下旬から気温の高い日が続き糖度は上々。竹中剛工場長は「甘みのある味わい深いワインが期待できる」と話している。今後、赤ワイン用のブドウや香川大農学部が開発した品種「香大農R-1」などの仕込み作業が10月上旬まで続き、新酒を含めた出荷総数は約5万本を予定している。
- 望岡 亮介
- 代表 農学部 教授
- 片岡 郁雄
- 農学部 教授
- 板倉 宏昭
- 香川大学地域マネジメント研究科長
- 牧野 聡
- 四国TLO 取締役事業本部長
- 佐藤 哲也
- 株式会社久本酒店 取締役社長
- 竹中 剛
- さぬきワイン株式会社
- 田島 茂行
- 農学部
- 中村 俊則
- さぬき市
- 坂本 幸司
- 地域マネジメント研究科
- 倉増 敬三郎
- 社会連携・知的財産センター
- 永富 太一
- 社会連携・知的財産センター