四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構は、全6回の地震学講座を実施しました。
(開講日:10/8,10/22,11/5,11/19,12/3,12/24)
本講座は、発生確率が高まっている南海トラフ巨大地震について、その発生予測や今後の地震学について基礎から考えることを目的としたものです。
講師には、本学客員教授にして、多くの政府委員会の委員や会長を歴任されている平原和朗先生(京都大学名誉教授)をお迎えし、地震学の用語解説や地球の内部構造、地震波の伝わり方といった基本的な内容から、活発化する内陸地震活動と南海トラフ巨大地震との相関関係、更にはAI等の最新の科学技術を活かした今後の地震学の展望といった多岐にわたる内容で講義をしていただきました。
なお、新型コロナウィルスの感染リスクを考慮し、平原先生には京都府の自宅から講義をオンライン配信してもらうとともに、学内に視聴用の会場を設けるハイブリッド方式で実施しました。
6回の講義には延べ297名(会場参加:64名、Web参加:233名)が参加し、講義最終日には、全ての講義に参加した14名(会場参加3名、Web参加11名)に対し、修了証を交付しました。
一般の方を対象とした地震学講座の実施は今年度で3年目となりますが、最新の研究や政府委員会の動向などの内容が盛り込まれおり、受講生にとって非常に満足度の高い講座となっています。

【第1回】10月8日(木) 地球の内部構造と大地の動き
【第2回】10月22日(木) 地震って?
【第3回】11月5日(木) 日本の地震活動
【第4回】11月19日(木) 短・長周期地震動、ゆっくり地震
【第5回】12月3日(木) 東北沖地震&南海トラフ巨大地震
【第6回】12月24日(木) 地震予測研究とAI等の新たな科学技術を活用した今後の地震学

※第6回講義は12月17日実施予定であったが、キャンパス入構制限措置に伴い延期した。