5月25日(木)・26日(金)の2日間にわたり,附属坂出小学校第90回教育研究発表会が開催され,県内外から800名を超す参加者がありました。研究テーマを,『「思考力」をはぐくむ学びの創造-脳科学研究との連携,授業力を高める校内研修-』とし, 「思考力」育成をめざし脳科学の知見を生かした授業づくりを提案しました。1日目のシンポジウムでは,村川雅弘先生(鳴門教育大学),中村克樹先生(国立精神・神経センター),秋田喜代美先生(東京大学)の3名のゲストを迎え,脳科学と教育の連携の可能性について議論がなされました。2日目は,「脳を知り,脳を育む」という演題で,川島隆太先生(東北大学)の講演会が行われ,約500名の参加者は熱心に聞いていました。
また,今回は全ての授業協議会を「参加型研究協議会」としました。「参加型研究協議会」とは,参加者が良かった点を黄色の付箋紙に,問題点を水色の付箋紙に書き出し,黒板に貼っていきます。司会者が似た意見を分類・整理し,話し合う内容をまとめていきます。付箋紙に書かれた意見を参加者に詳しく説明してもらったり,逆の意見や似た意見を書いた人に発言を求めたりします。従来の授業協議会より多くの参加者の発言が出され,話し合いも焦点化され,有意義な研究協議会となりました。

川島先生の講演
川島先生の講演